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自社に合う研修サービスの見つけ方

中小企業が重視する経営課題で最も多いのは人材で、82.7%にのぼります。それでも育成が進まないのは、経営者と現場の目線のずれや、成長の指標のあいまいさが原因です。目的に沿った設計ができるか、研修後の姿が描けるか、体験できるか、助成金を使えるかを、研修サービス選びの手がかりにしてください。

公開日
2022/09/29
更新日
2026/09/28
読了時間
約 9 分
著者
WONDERFUL GROWTH 編集部
外部研修人材育成研修設計

人材育成のポイントと自社に合う研修サービスの見つけ方

昨今、人材育成、人材開発、リスキリングなどに力を入れている企業が増えています。これは単なるトレンドではなく、ビジネス環境の急速な変化に対応するための必須戦略となっています。

会社を永続的に発展させるためには、人材育成によって自主性の高い社員を多く作り、企業利益に貢献し、1人1人がその裁量と決断にやりがいと幸せを感じてもらうことが必要不可欠です。つまり社員の成長は企業の成長を意味すると言えます。

しかし人材育成の重要性は理解していてもその方法がわからないという企業の経営者の方、人事担当者の方も少なからずいらっしゃいます。

人材育成を進める近道は、育成が難航している理由を現場から確かめて目的を明確にし、その目的に沿って研修後の姿まで示してくれるサービスを選ぶことです。

人材育成に取り組む上での大切なポイント

人材育成のポイントと自社に合う研修サービスの見つけ方 図1

自社の人材育成が難航している理由を知る

帝国データバンクの「中小企業の経営力及び組織に関する調査」(令和3年度/n=4,300)では、「直面する経営課題のうち重要視する課題」のうち「人材」についての経営課題を重要と認識している割合が最多の82.7%というデータがあります。これほどまでに経営者の「人材」に対する関心が特に高いにもかかわらず、「うちの人材育成は不十分」とおっしゃる方は非常に多いのが現実です。

人材育成が難航する主な原因は以下の3つに集約されます:

  1. ビジョンのミスマッチ:経営者は企業の持続的成長のため将来を見据えた視点で教育を考えているのに対し、部課長などのミドルマネージャーは目下の目標を達成するために部下を成長させたいと考えている、といった経営者と現場感のズレ
  2. 現状把握の不足:研修担当者や経営者が現場の現状(どの仕事を誰が、どのように担っているか、生産性が高いのか、低いのか)を正確に把握できていない
  3. 明確な成長指標の欠如:何をもって「成長した」と判断するのか、その指標が曖昧なままでは効果測定ができない

担当者や経営者が現場を把握し、それぞれのニーズ・課題を整理しないと、受け入れられる人材育成はできません。まずは現状分析から始めましょう。

人材育成の目的を明確化する

人材育成の目的を明確にするには、次の手順で進めると効果的です:

  1. 将来の組織像を描く:3年後、5年後には人員がどのような構成になっているか(年齢別・スキル別・役職別など)を想定し、「3年後までには次世代リーダーをあと10名育成する必要がある」といった具体的な目標を設定する
  2. 必要なスキルセットの特定:将来の事業展開に必要なスキル・能力を明確にし、現状とのギャップを分析する
  3. 優先順位の決定:限られたリソースの中で、どのスキル・能力の開発を優先するか決定する

このように組織の在りたい姿を具体的に描き、そこに向けた人材育成計画を立てることが重要です。

自律性を引き出す環境を作る

どれほど素晴らしい研修を行い、参加者の意識やスキルを高めたとしてもその思いや行動の改善が続かなければ意味がありません。

持続的な成長環境を作るためのステップは:

  1. 実践機会の提供:研修で学んだことを実務で試せる機会を意図的に作る
  2. 心理的安全性の確保:「社員のチャレンジを受け入れる」「失敗を責めない」文化を醸成する
  3. 継続的なフィードバック:定期的な1on1ミーティングなどで、成長の進捗を確認し、次のステップを一緒に考える

「社員のチャレンジを受け入れる」「失敗を責めない」など、社員の自律性・自発性を引き出す環境作りに取り組まなければ人材育成は進まないと言えます。

自社に合った研修サービスの見つけ方

人材育成をする上で、自社で研修や検証を実施することができればベストですが、担当者のナレッジ不足やリソース不足などでなかなか自社で行うのは難しい企業様が多いと考えられます。そういった場合は研修サービスを使用することをおすすめしますが、数多の種類がある上、似たようなサービスが混在していることも確かです。

人材育成のポイントと自社に合う研修サービスの見つけ方 図2

そこで、研修サービスを選ぶときは、自社の目的に沿っているか、研修後の姿を想像しやすいか、事前に体験できるか、行政からの支援金を受けられるかを確かめます。

自社の目的に沿ってくれる

先ほど人材育成の目的を明確化することが重要とお伝えしましたが、言うまでもなくその目的に沿った研修を行わないと意味がありません。

研修サービスを選ぶときは、次の点を確かめます。

  • カスタマイズ性:自社の課題や目標に合わせてカリキュラムをカスタマイズできるか
  • 実践重視:インプットだけでなく、実践的なアウトプットの機会があるか
  • 長期サポート:研修後のフォローアップや伴走支援があるか

サービス固定の決まったカリキュラムよりも、企業様それぞれの独自のカリキュラムを設計し、インプットだけでなくその後のアウトプットの機会まで併走してもらえるようなサービスが良いと言えるでしょう。

研修終了後の姿が想像しやすい

現場の実務もある中で、「この研修は本当に意味があるのか?」「時間の無駄なのではないか?」と感じながら研修を受けることはかなりストレスがかかり、スキルの定着度合いにも影響します。

効果的な研修サービスの特徴:

  • 明確なゴール設定:研修終了時に獲得できるスキルや行動変容が具体的に示されている
  • 成果の可視化:研修効果を測定する仕組みがある
  • 段階的な成長プロセス:「知る→理解する→実践する→定着させる」といった学習プロセスが設計されている

研修が終わった頃にはこれができるようになっている、など研修の前後の変化が可視化できるようなサービスをおすすめします。

体験をさせてもらえる

研修という初めは成果が目に見えにくいサービスに何十万と投資することはかなり勇気がいることです。

リスクを軽減するための方法:

  • お試し研修:無料または低価格の体験研修を提供しているか
  • 詳細な事前説明:カリキュラムや指導方法について詳しい説明があるか
  • 実績の確認:類似の企業での成功事例が確認できるか

そこでどのようにカリキュラムを設定するのか、どのような研修内容なのか、実際に体験会や講習会を開いてくれるサービスが安心でしょう。

行政からの支援金が受けられる

要件を満たす事業主は、厚生労働省の「人材開発支援助成金」を申請して、従業員の訓練にかかる経費や訓練期間中の賃金の一部について助成を受けられます。中小企業には、大企業より高い助成率が設定されています。

人材開発支援助成金の主なコース(令和8年度):

  • 人材育成支援コース:職務に関連した知識・技能を習得させる訓練(10時間以上のOFF-JT)、厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練、非正規雇用労働者の正社員化を目指す訓練
  • 教育訓練休暇等付与コース:有給の教育訓練休暇等の制度を導入し、労働者が休暇を取得して訓練を受けた場合
  • 人への投資促進コース:デジタル人材・高度人材を育成する訓練、労働者が自発的に行う訓練、定額制(サブスクリプション型)の訓練など
  • 事業展開等リスキリング支援コース:新規事業の立ち上げなどに伴い、新たな分野で必要となる知識・技能を習得させる訓練

助成の内容は、訓練経費の一部と、訓練期間中の賃金の一部(1人1時間あたりの定額)です。助成率や額はコースや企業規模、訓練後の賃金の引き上げの有無などによって異なり、例えば事業展開等リスキリング支援コースでは、中小企業の経費助成率は75%、賃金助成は1人1時間あたり1,000円です(厚生労働省「令和8年度版 事業展開等リスキリング支援コースのご案内」)。助成金制度が活用できるサービスを探すと良いでしょう。

WONDERFUL GROWTHでは

WONDERFUL GROWTHでは、企業様とその社員の方一人ひとりに向き合うことを大切にして研修を行っています。

また、WONDERFUL GROWTHは、「学ぶことそのものが楽しい」と感じていただけることを大切にし、学ぶ意欲を内側から育てる研修を目指しています。

人材育成にお悩みの方、「本当に効果のある研修」をお探しの方は、ぜひ一度WONDERFUL GROWTHにご相談ください。御社の課題やご要望をお聞かせいただき、最適な研修プランをご提案いたします。

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Editor’s Note

本記事は WONDERFUL GROWTH 編集部が、現場の人事・経営者の方々への取材と 自社支援データを元に作成しています。ご質問・取材のご依頼は お問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

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