こんにちは。WONDERFUL GROWTH編集部です。毎年、新卒研修に多くの時間と労力をかけている企業はたくさんありますが、みなさまの会社の新卒社員の方に、このようなことは当てはまらないでしょうか?・いつも指示を待っていて自主的に動こうとしない・サボり癖、やらされ感などいつまで経っても「学生」のまま・成果が出ていない状態で、「割に合わない」と言う・同じ研修を受けたにも関わらず、新卒社員のパフォーマンスや成果に乖離があるこのようなお悩みを抱えていらっしゃる人事・経営者の方は多いと思いますが、一体何が原因なのでしょうか?「価値観」「やる気」「学力」「要領」といった個人差も大きく関係していると思われますが、実は正しくティーチング(指導)をすれば、どんな社員でも一人前に仕事ができるように教え、導くことは可能です。今回は、新卒が確実に育つために、弊社の研修の中で行っている3つのことをお伝えしたいと思います。◯新卒研修で行うべき3つのポイント①導入をしっかり行う従来のように、「入社→研修→配属」というプロセスの説明だけでは、良い研修の場を作りづらくなりました。新入社員には研修の目的や意義だけでなく、自分たちに期待がかけられていることを強くメッセージとして伝えておくことが重要です。特に近年はSNS隆盛の影響もあり、多様性を享受することや、他者承認を活用することが求められていますので、何故君たちを採用したのか、この会社でどう成長して欲しいのか、自社で働くことを通して、将来的にはどんな人間になって欲しいのか。そこまで深く掘り下げて伝える必要があります。また集合型の研修になってくると、全体の中の一部分でしか無い、という認識を持つ傾向にあるため、自分以外の誰かが頑張ればいいという現象が起きてしまいがちです。一括採用された集団の中のひとりという扱いではなく、ひとりひとりの活躍が企業にとって価値のあることで、その価値にふさわしい人たちを採用したということを、研修を行う側はしつこいくらいに本人たちに伝えていかなければいけません。その期待に応えていこうと新入社員が反応してくれる中で、できないことの多い現実や、その現実に立ち向かっていく手段の一つとして、「研修」という機会があるのだということを理解してもらうことが重要です。②新卒を受け入れる先輩社員や上司と認識を合わせる新卒研修の内容というのは、一部の人の間でしか共有されていないケースが多く、新卒に実際に学ばせてほしいことが研修の中で行われていなかったり、学んだことを受け入れ先の部署が把握していないことで、せっかくの研修期間が無駄になってしまうケースがあります。このようなことが起きないように、研修の実施者と受け入れ先の上司で、研修内容の共有や、取り入れるべき項目のディスカッションをする機会があればベストです。これは内部研修・外部研修問いません。現場の上司のリソースが足りないという問題もあるとは思いますが、最初の研修次第で新卒の育成スピードが何倍にもなるということを考えると、長い目で見れば人事と現場が一体となって研修準備にリソースを割くことはとても価値のあることだと言えます。また内容だけではなく、研修の目的や意義を全社に浸透させるような取り組みが、その後の成長を後押しする上でとても重要です。そのような機会を作っておくことで、受け入れ先でもスムーズなコミュニケーションが実現でき、戦力化までの時間が短縮されることが期待できます。③配属後のティーチングも抜かりなく行う研修を受けたからといって、その活用機会が提供されなければ宝の持ち腐れになりますし、研修を通して学んだことをどのように活かせば良いのか、思考や行動に落とし込むためのリフレクション(復習)の時間がとても大切です。人の記憶は翌日には60%以上、1ヶ月後には80%が忘れ去られてしまうことは有名な話です。何も言わずとも自ら振り返りの時間を設ける社員ももちろんいますが、そういった環境を作ってあげることも、受け入れ側に求められる仕事です。ティーチングを効果的に行うには、新卒社員が何を理解していて、何の理解が不十分なのか、また、何を知りたいのか、何に悩んでいるのかなどといった点を、受け入れ側が十分に把握している必要があります。分かりやすく教えるには、新卒社員のニーズや悩みを汲み取って、適切な知識や答えを論理的かつ分かりやすく伝えることが大切です。研修でやったからわかっているだろう、一度教えたから出来るだろう、などと思わずに、普段のコミュニケーションから徹底的に寄り添いましょう。ビジネスにおけるティーチングの目的は、単に「教える」「伝える」ことではありません。相手に内容が「伝わって」かつ、「理解して」、業務の中で実践できるようになることが目的です。能力や適性は人それぞれなので、しっかりと工夫し最後までサポートするようにしましょう。ちなみに、「ティーチング」と「コーチング」は似ているようで別の意味を持つものです。こちらに関しても、別の記事で解説いたします。◯WONDERFUL GROWTHでは当社では、上記の3点を取り入れた新入社員向けの研修も提供しております。基本的なビジネススキルの内容は網羅しておりますが、プログラムは企業様に合わせて適宜柔軟に作成いたします。また、研修後のフィードバックも行い、成長を共に伴走させていただきます。具体的な研修内容はこちらです。------------------------------------------------------------------------【主体性を育む新入社員基本研修】①3日間(1日7時間)マナー・社会人基礎知識の研修≪研修内容≫名刺交換の方法や、メール送信の際の言葉遣い、上座や下座などの基礎的なビジネスマナーの研修を行います。業務を行う上での論理的思考の方法、上司への質問の仕方をグループワークなどを行いながら実施します。※研修内容はご相談の上、変更可能です。②5日間(1日7時間)マナー・社会人基礎知識・ビジネス用語・PC基本スキル・営業応対の研修≪研修内容≫3日間の内容に加え、ミーティングなどで頻出するビジネス用語の学習とテスト、エクセルやワード、プレゼンテーションの使い方講座、テレアポ、商談設定、提案作成、提案、契約など、営業活動の流れを体験する研修を行います。※研修内容はご相談の上、変更可能です。------------------------------------------------------------------------日程は4月〜5月の期間で開催します。少人数の場合は複数社での合同研修、大人数実施の場合は貴社にお伺いさせていただくことも可能です。研修内容はご相談の上、変更可能です。企業様毎に合った研修を企画検討させていただきます。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。WONDERFUL GROWTH へのお問い合わせはこちらから。