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近年、企業における人事機能のあり方が大きく変化しています。従来は、採用や労務などの業務を外部の人事代理店に委託することが一般的でしたが、近年ではインハウスと呼ばれる、採用から労務まで全ての人事業務を自社で行う体制が注目されています。
しかし、「インハウス」という言葉の意味や、どのようなメリット・デメリットがあるのか、導入を検討する際の注意点などは、まだわかりにくい部分も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インハウスについてわかりやすく解説します。
インハウスとは?
インハウスとは、本来外部に委託していた業務を自社で行うことを指します。人事分野におけるインハウスとは、採用、労務、教育研修、人事評価、人事制度、労務管理、コンプライアンス、人事広報など、全ての人事業務を自社で行う体制を指します。
インハウスのメリット
インハウスには、以下のようなメリットがあります。
- きめ細やかな対応: 自社の課題や文化に合わせたきめ細やかな対応が可能になります。
- 企業文化に合致した人材の獲得: 企業理念やビジョンに共感する人材を獲得しやすくなります。
- 情報セキュリティの向上: 人事情報は社内で管理するため、情報漏洩のリスクを低減できます。
- コスト削減: 長期的な視点で見ると、外部委託よりもコスト削減につながる可能性があります。
- 社員満足度の向上: 自社の課題解決に取り組む人事担当者と密接にコミュニケーションを取れるため、社員満足度が向上します。
- 組織力の強化: 人事部門と他の部門が連携して、組織全体の目標達成に向けて取り組むことができます。
インハウスのデメリット
インハウスには、以下のようなデメリットもあります。
- 人材・コストの増加: 採用、労務、人事制度などの専門知識を持つ人材を採用・育成する必要があり、人件費がかかります。
- 業務負担の増加: これまで外部委託していた業務を自社内で担うため、人事部門の業務負担が増加します。
- 専門性の確保: 採用、労務、人事制度など、各分野の専門性を確保する必要があります。
- 法令遵守のリスク: 労働基準法、労働安全衛生法などの法令を遵守するために、専門知識が必要です。
- システム導入・運用コスト: 人事情報システムなどのシステムを導入・運用する必要があり、コストがかかります。
インハウス導入を検討する際の注意点
インハウス導入を検討する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 自社の規模や業種に合致しているか: 自社の規模や業種、人材状況などを考慮し、インハウス体制が適しているかどうかを判断する必要があります。
- 経営層のコミットメント: 経営層がインハウスの重要性を理解し、積極的に推進することが重要です。
- 必要な人材・スキルを確保: 採用、労務、人事制度などの専門知識を持つ人材を採用・育成する必要があります。
- システム導入・運用の準備: 人事情報システムなどのシステムを導入・運用するための準備が必要です。
- 法令遵守体制の構築: 労働基準法、労働安全衛生法などの法令を遵守するための体制を構築する必要があります。
まとめ
インハウスは、企業の人事機能を強化し、組織全体の競争力向上に貢献できる可能性を秘めた体制です。人事担当者は、インハウスのメリット・デメリットを理解し、自社の状況に合致した体制を構築することで、採用活動の活性化、人材育成の強化、組織全体の活性化などに貢献することができます。
✺ Editor’s Memo
現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。
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