❖ HR Dictionary

SaaS

English Software as a Service

SaaSとは、Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)の略で、インターネットを通じて利用するソフトウェアの提供形態を指します。読み方は「サース」または「サーズ」です。従来のように、ソフトウェアを購入して自社のパソコンやサーバーに導入するのではなく、提供事業者が用意したサービスに、ネット経由でアクセスして利用します。

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# SaaS ## はじめに 人事や労務の業務でも、クラウド上のサービスを使う場面が当たり前になってきました。勤怠管理や給与計算、タレントマネジメントなど、多くのツールがインターネット経由で提供されています。こうしたサービスの形をSaaSと呼びます。本記事では、SaaSの意味や、人事分野での活用の考え方を整理してご紹介します。 ## SaaSとは? SaaSとは、Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)の略で、インターネットを通じて利用するソフトウェアの提供形態を指します。読み方は「サース」または「サーズ」です。従来のように、ソフトウェアを購入して自社のパソコンやサーバーに導入するのではなく、提供事業者が用意したサービスに、ネット経由でアクセスして利用します。 SaaSにはいくつかの特徴があります。第一に、利用者は自分でソフトをインストールしたり、サーバーを管理したりする必要がありません。第二に、月額や年額で利用料を支払う、いわゆるサブスクリプション型の課金が一般的です。第三に、機能の更新やセキュリティ対策が提供事業者の側で行われ、常に新しい状態で使えます。なお、クラウドサービスには、開発環境を提供するPaaSや、サーバーなどの基盤を提供するIaaSもあり、SaaSはそのうち、完成したソフトウェアそのものを提供する形態にあたります。 ## SaaSがよく使われるシーン SaaSは、業務を支えるさまざまなツールとして広く使われています。人事の領域では、勤怠管理、給与計算、採用管理、タレントマネジメント、従業員アンケートなど、多くの業務でSaaS型のサービスが利用されています。導入にあたって大がかりなシステム構築が不要なため、必要な機能を必要な分だけ、比較的短い期間で使い始められる点が、選ばれる理由です。 また、働き方の変化もSaaSの普及を後押ししています。インターネットがあればどこからでも利用できるため、テレワークや複数の拠点での勤務に適しています。情報がクラウド上で一元管理されるため、部門をまたいだデータの共有や活用もしやすくなります。人事データを分析して施策に生かすピープルアナリティクスのような取り組みも、データが集約されるSaaSの基盤があってこそ、進めやすくなります。紙や個別の表計算で分散していた情報が一つにまとまることは、活用の前提を整えるうえで大きな一歩です。 ## SaaSを理解することの重要性 SaaSを理解することは、業務のデジタル化やDXを進めるうえで重要です。多くの業務ツールがSaaSとして提供される今、その特徴や、自社で導入・管理するシステムとの違いを理解しておくことは、ツールを選び、使いこなすための前提となります。初期の負担を抑えて始められる手軽さは、変化に合わせて素早く環境を整えるうえで大きな利点です。 一方で、SaaSの利用には注意すべき点もあります。データを社外の事業者の環境に預けることになるため、情報の取り扱いやセキュリティ、サービスが停止した場合の影響などを、あらかじめ確認しておく必要があります。また、手軽に導入できるがゆえに、部門ごとに似たようなサービスが増えすぎて、管理が煩雑になることもあります。何のために、どのデータをどう扱うのかという方針を持ったうえで、全体を見渡して選び、運用することが大切です。 ## 実務で活かすためのチェックポイント 1. SaaSの特徴(インストール不要・月額課金・自動更新)を理解します。 2. 自社で導入・管理する方式との違いをふまえて選びます。 3. データの取り扱いやセキュリティの条件を事前に確認します。 4. 部門ごとのサービスの乱立を防ぎ、全体を見渡して管理します。 5. 何のために、どのデータをどう活用するのかという方針を持ちます。 ## よくある質問(FAQ) **Q. SaaSとクラウドは同じ意味でしょうか。** A. 厳密には異なります。クラウドは、インターネット経由でサービスを利用する仕組み全体を指す広い言葉です。SaaSはそのうち、完成したソフトウェアを提供する形態を指します。クラウドという大きな枠のなかに、SaaSが含まれると整理すると分かりやすいでしょう。 **Q. SaaSと従来型のソフトウェアの違いは何でしょうか。** A. 提供と利用の形が異なります。従来型は、ソフトを購入して自社の機器に導入し、自分たちで管理しました。SaaSは、事業者が用意したサービスにネット経由でアクセスし、更新や保守は事業者が担います。利用料は継続して支払う形が一般的です。 **Q. SaaSを導入する際の注意点は何でしょうか。** A. データを社外に預けることになるため、情報の取り扱いやセキュリティの確認が欠かせません。あわせて、既存のツールとの役割の重複や、サービスが停止した場合の影響も検討します。導入の目的を明確にし、全体を見渡して選ぶことが大切です。 ## 自社の人材育成・組織課題に関するご相談 SaaSの活用は、人事業務の効率化やデータ活用を進める出発点になります。ツールの選定や、デジタル化を見据えた業務の見直しにお悩みの際は、外部の視点を取り入れることも有効です。具体的なご相談をご希望の方は、こちらのお問い合わせ窓口(https://wonderful-growth.com/contact)よりお気軽にお問い合わせください。 ## 関連情報 SaaSへの理解を深めるうえでは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「ピープルアナリティクス」「HRテクノロジー」「タレントマネジメントシステム」といった関連概念もあわせて確認すると効果的です。これらはいずれも、業務のデジタル化を支える仕組みという観点でつながっています。

✺ Editor’s Memo

現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。

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