株式会社エーディエフ様の育成論育成論について————最初に、現在人材育成についてどのようなお取り組みをされているのかを教えてください。田中様:私自身は育成担当ではないので働く側からの視点となるのですが、当社は社員の夢を実現してくれる環境があると感じています。私自身様々なことにチャレンジしたいという好奇心旺盛な性格をしており、実は入社する前はイラストレーターになりたいと思っていました。現在も趣味の一環としてイラストを描いているのですが、就活をしていた当時はイラストを仕事にするのは難しいと考え、他の職種を探していました。その際に当社と出会い最終的には入社に至ったのですが、就活を行っていた際の合同説明会に代表自身が参加しており、そこで「実はイラストレーターになりたかった」と直接伝える機会がありました。入社後もその言葉を覚えてくれており、現在は当社の製品であるオーダーメイドの輸送・保管ボックス「ダンカーゴ」のカタログイラストに携わっています。このように、社員のやりたいことや夢を様々な形でチャレンジし、実現できる環境がありますね。社員の皆様について————チャレンジできる環境があることで人材の育成にも繋がりますよね。他にも田中様のようにチャレンジをされている社員の方はいらっしゃいますか。田中様:私の直属の上司の方は奥さんの実家が福岡県にあるということで、新たに福岡営業所を開設したというエピソードもありましたね。他にも、WEB事業部を作りたいと立ち上げた方もいます。全てに共通しているのですが、そのチャレンジが目先の利益に繋がらなかったとしても、将来的に違う事業に繋がるなどの可能性を秘めているという考えがあります。だからこそ、社員は様々な夢に挑戦できる環境があるのかなと感じています。島本様:当社ではいくつか新聞広告を作ったことがあり、その中の1つに私が作った造語の「結果的終身雇用」をテーマにした広告があります。これは、先ほどお話しした福岡営業所に新幹線で向かう際に「日本と海外の働き方の違い」という記事を読んだことがきっかけで生まれた造語です。日本では終身雇用や抱え込み雇用の仕組みが強く根付いていますが、今後は1人1人が活躍できる働き方が求められます。当社ではその1人1人が活躍できる環境を実現した結果、最終的に終身雇用となるような「結果的終身雇用」の環境がある組織だといいなと感じました。その考えをまとめたのが「結果的終身雇用」をテーマにした広告でした。世の中に会社はたくさんあると思うのですが、それぞれの世代によってやりたいことというのは変化していくものだと思っています。だからこそ、入社当時と30代・40代ではやりたいことが変化し、その後のキャリアの選択肢の1つとして転職が挙がるようになります。実際に、近年ではキャリアアップのために転職する人も増え、転職が当たり前の時代になっていますよね。しかし、社員の変化に応じて会社側も変化することができると、その人の一生を輝かせることができる会社となることができますし、社員が60代になって人生を振り返った時に「気付けばエーディエフでずっと働いてきたけど、1つの会社の中でいろんな経験や挑戦ができたな」と思ってもらえます。それは結果的には終身雇用ですが、決して会社に抱え込まれていたわけではなく、社員自身がやりたいことをその世代でそれぞれチャレンジし、いろんな経験を積み重ね、そして結果的に同じ会社に在籍しただけという会社にしていきたいと考えています。それが私が考える「結果的終身雇用」の環境です。他にも、様々な挑戦を表した新聞広告を作成しています。例えば、先ほど田中からお話しした福岡営業所を開設した社員の広告もあります。彼は結婚して九州に引っ越すことになったのですが、当時エーディエフの営業所は大阪のみでした。しかし、「会社を辞めたくないから福岡に営業所を作らせて欲しい」と相談を受け28歳で開設しました。現在もやりがいを持って働いてくれていますし、会社に命令されてではなく自分で福岡に行くと決意をしたため、高いモチベーションで活躍してくれています。また、当社の取締役である武中は38歳でその役職に就任したのですが、彼は元々5年後に独立する予定で当社に入社してきました。しかし、5年経っても独立する様子がなかったため「いつ独立するの?」と尋ねると「ここでやりたいことを実現できているので辞めなくてもいいかなと思っています」と返ってきました。そして、彼が入社してから13年後に取締役を担ってもらいました。実は、彼と現在WEB事業部を立ち上げた池ノ上の2人が軸になり、今回事業再構築補助金「グリーン成長枠」に採択されました。この件に関しては私はほぼノータッチにも関わらず採択され、今後は売上と利益に関して5年計画を立て全社的に進めていく予定です。今までは目先のことを考えて行動していく機会も多かったのですが、この補助金をきっかけに5年計画を立て、国に認められ、補助金が出るということに彼自身使命感を持ってくれていますね。これも自分たちの意思で「未来を担保できる事業を持っておく必要があります」と会社の未来を見据えてくれている社員たちが自然と集まり、会社に在籍してくれているからだと感じています。他にも、49歳で上場企業から年収が減るにも関わらず当社に転職してきてくれた社員もいました。エーディエフという会社を元々知っており、アルミの可能性に注目していたので、「エーディエフであればあっと驚くような商品開発をしたいという夢を叶えられるのでは」という想いで入社してくれました。70代の社員も当社にいるのですが、彼らは「ノルマではなく自分が楽しいと感じることをしたい」という想いを持って働いてくれています。彼らとご飯に行った際には「色々経験してきたけれど最後の職場がココでよかった」と言ってくれました。80代の会長になると達観していて、「デジタルの生産性を高めるにはアナログも必要」と言われました。「広告としてコメントを使用する際に意味が伝わらない可能性があるからもう一言補足が欲しい」と伝えると「それを考えるのが勉強だ」と仰っており納得しましたね(笑)そして、昨年の春に新卒として入社してくれた社員は5年制の高校である高専を卒業した子です。高専の学生が当社に入社するのは非常に珍しいです。彼にも同様のストーリーがあり、企業がオンラインで会社説明会を行い、学生が自由に出入りできる就活イベントに参加した際、他の学生がどんどん入れ替わっていく中で彼だけがずっと当社の部屋で話を聞き続けてくれていました。その後、彼に「当社に来て何がしたいか」と聞くと、「ピタゴラスイッチを作りたい」と夢を語ってくれました。「じゃあその夢を当社で叶えよう」と入社してくれて1年が経過したのですが、現在は自動化やデジタル化に興味を持ち、知識をどんどんアップデートしてくれています。このように、当社では各世代に応じてやりたいことを自由にできる会社の方針があり、様々なことに挑戦してくれています。————各世代で活躍されている社員の方がいて素敵ですね!必ずしも全ての挑戦が会社の利益に直結するとは限らないと思うのですが、なぜ島本様は社員の挑戦をサポートしたいと考えられているのでしょうか。島本様:会社は1人では成り立たない一方で、社長というのは社員が全員いなくなっても事業を1人で継続していく志やビジョンを持っている必要があります。私は1人でも事業を辞めずに続けていくんだという信念を持ちつつ、1人では決してできないことを事業としてやっていくことが大切だと思っています。そういった側面でも例えば先ほど田中がカタログのイラストを描いてくれたという話がありましたが、私は絵を描くことができません。彼女に「絵を描いてみて」と言ったのは、彼女が自信なさそうにしていたからでした。入社3年目のタイミングで「来年もうちで働いていると思う?」と彼女に尋ねると、彼女は首を傾げていました。だからこそ、私は夢を叶えさせてあげたい、彼女に自信をつけさせたいという思いでカタログイラストを任せました。そして、彼女のイラストを採用し、カタログが何千部と刷り上がった時に彼女は「夢が1つ実現した」と言いました。彼女のイラストを採用したのはvol.3のカタログからだったのですが、vol.4になる際には「もっと自分らしい絵のタッチで描かせて欲しい」と自らやりたいと言い出してくれるほどに自信を持ち、こだわりも発揮してくれました。その結果、vol.5ではミニキャラも生まれ、将来的にメタバースの展示会でこのキャラが説明するという形などで発展していくのもいいかもしれないと感じました。このように、私1人では絶対に辿り着かなかった領域に夢を馳せる機会に繋がり、これは私1人では実現することができない未来でもあります。社員の挑戦をサポートすることが、それだけ将来企業の可能性を広げることになるのではないかと思っています。————ありがとうございます。社員の挑戦をサポートするお取り組みは何かきっかけがあって生まれたのでしょうか。島本様:従来は展示会にも私が出て、展示物の用意や飾り付け、キャッチコピーなども私1人で全て決めていました。というのも、やらされている人は自ら積極的に動くことが少なく、「次社長がこの展示会に出るみたいだから言われた通りに動けばいいだろう」という風に私には見えていました。当時は、言われたことを言われた通りに動く社員に対して良い感情を持っておらず、その一方で自分がそうさせてしまっていることに気付いていませんでした。その結果、社員さんに対して勝手に腹を立てて嫌になり、それまで1人で決めていた仕事を全て投げてしまいました。そうすると、社員さんたちは自分たちで動くようになり、その年の売上も全く下がらず利益も出ました。当時はその事実に対して「本当に自分はこの会社に必要なのか」と落ち込み、「経営者の役割って何だろう」と考えるようになりました。さらに、私が今までしていた見積もりを社員さんが担当するようになったことで、「社長の見積もりが甘いことに気がつきました。今後はこうしていくべきです」と言われ、ボトルネックとなっていたのが自分自身だったことに否応なしに気付かされましたね。「潰れたっていい!」という気持ちで仕事を放棄した結果、社員さんたちが能動的に動くことができるということが見えてきて、私が何でもすぐに口出しするのではなく、社員さんが自ら考え動くのを待とうと思うようになりました。その結果、例えば田中は当社の「ダンカーゴ」の商品で何かの賞を受賞するという夢を持つようになりました。そうすると、総務の社員が「こんな賞があるよ」と伝え、実際にその賞を獲得することができました。その賞はなかなかに大きいものだったということもあり、200人くらいの前で受賞した内容を発表することとなり、その経験を経てさらに自信がつくようになりますよね。その後からカタログのイラストを担当するようになり、展示会でこうしたいとアイデアを発信するようになり、今後もこういうカタログを作りたいとビジョンを持つようになりました。そして改めて、「それを実現するには何年かかる?」と尋ねると「2,3年はかかります」と言いました。自分で考えるようになったことで、元々来年いるかわからないと言っていた人が2,3年先のことまで考えるくらい意識が変化していました。こうやって社員に挑戦機会を与えることで、思いがけないチャンスが巡ってくることもありますし、新たな課題を見つけ、それを乗り越えることで成長にも繋がり、また課題を解決して、と螺旋階段のように成長に向けて上っていきます。しかし、そのスピードは人によるので中には遅咲きの社員もいます。だからこそ、経営者は目先の利益をあげてくれる人だけを残すのではなく、例えば20代に入社し、50代に開花する人もいるかもしれないので、この30年間をサポートできる会社を作る必要があると考えています。その考えもあって、同じ評価基準に当てはめて評価することが難しいため、当社では人事制度を設けていません。————社内で「あの人は自由にできているけど私はできていない」と言ったような衝突は発生しないのでしょうか。島本様:衝突という形ではないですが、1年後輩の社員がWEB事業部で次々と知識を吸収しているのを見て田中が落ち込むことはありましたね。田中様:そうですね。元々私は現在在籍している物流事業部とWEB事業部の2つを掛け持ちしていた時期がありました。その際に、1年後輩の社員がWEB事業部に所属していました。私は物流事業部の業務も担いながらWEB事業部のECにおける商品を作ったり開設を行ったりしていたのですが、2つの業務を掛け持ちしていたこともあり、業務が滞ってしまうことがありました。それに関して自身に対して「何でできないのだろう」と感じてしまうこともありました。また、WEB事業部を専任で担当している後輩はすごく熱心に勉強していることに対しても私に余裕がないことで「この子はちゃんとできて成長しているのにどうして私はできないんだろう」という葛藤も当時はありましたね。それもあって賞を獲ろうと決断した際に所属する事業部も1つに絞ろうと決めました。物流事業部で私がいなければならない存在になるためには突出した魅力がなければいけないと感じ、何が必要かを考えた際に世の中に当社の製品を知ってもらうということにフォーカスを当て、賞を獲ることを手段の1つとしましたね。————実際に賞を獲る前と後で心境や仕事のやり方の変化などはありましたか。田中様:実はこの賞を獲る前に別の賞に申し込んでいました。その経験があったからこそ、どのような情報があれば賞に繋がりやすいのかといった知識を得て今回の賞に申し込んだという経緯があります。賞に申し込む前はとにかく「どうにかしなくては」という切羽詰まっている状態だったこともあり、あまり覚えていないのですがとにかく必死でしたね。会社に必要な人材になりたいという思いや会社に居場所がないと感じていたので、その状況を打開したいと思って選んだのが賞の獲得でした。受賞した後は、当時大きな賞だと知らず、賞を獲ったらどうなるかということもあまり理解していませんでした。大手の企業が多く入賞している中で1番に選ばれたという事実は私にとって自信に繋がりました。また、先ほどもお話ししたように200人の前で表彰式とセミナー形式で発表をするということに緊張する一方で「経験したことがないので絶対に面白いのでは」とワクワクした気持ちがありましたね。私自身追い込まれることで自分のポテンシャルを発揮できるので、目標があってこそ様々なアクションが増え、その分知識も増えましたね。受賞以来、セミナーの依頼をいただくことも増えてきたのですが、そもそもこういった経験も私が賞に申し込まなければ得られなかった未来だと感じています。この受賞の経験は私の人生において大きく成長をするきっかけになった出来事です。理念について————理念についてもお伺いしたいのですが、先ほど島本様が仕事を放棄したことがきっかけで社員が主体的に動くことへ繋がったという経験が現在の理念に繋がっているのでしょうか。島本様:当社は「私たちは創意工夫のモノづくりで相互の強い“想い”を具現化します」という経営理念を掲げており、これは2013年に私が作ったものがあるのですが、「本当にこの理念でいいのか」と10年以上ずっと自問自答し続けてきました。そしてこの10年間、節目の度に何度思い返してもやっぱりこの理念だと確信してきました。理念の中に「相互の強い“想い”を具現化します」というフレーズがありますが、これはお互いが強い思いを持っていないと形になっていかないという意味です。これはお客さんに対してもそうですし、社員さんに対しても当てはまると思っています。私も一生懸命想いを持ってやってきていたからこそ、仕事を放棄した際にも「自分たちでやる」という想いを持った人たちがおのずとエーディエフに入社していたということだと思いますね。また、WEB事業部のマネージャーが以前インタビューを受けた際に「社長が仕事を離れた際にようやく自分たちに任せてくれるようになり、信頼してくれるようになってから社内の雰囲気が変わった」とコメントをしたことがあります。当時は決してそういう意図があったわけではないのですが、今振り返ってみると彼の言う通りだったのかもしれません。本当に信頼していないと仕事を放棄すると言う選択肢は取っていなかったと思いますし、その事実をポジティブに受け止め、自分たちで考えてアクションを起こしてくれたということは嬉しいことですよね。そういう側面で「お互いが」という理念のキーワードにも通ずる部分があるのかなと思います。他にも、社員全員で日帰り合宿を行い、1日かけて「挑戦心」、「変化自在」、「お客様に感動を」の3つの行動方針を作成しました。この行動方針を作成する際には当社の理念を見て感じる1フレーズをつくり、それを掛け声のように言えるようにしたいと伝えました。現在では行動方針を毎日朝礼で唱和しています。合宿では3グループに分かれて行動方針を考えました。元々1つのフレーズに集約する予定だったのですが、どのアイデアも素晴らしいと感じ、3つの行動方針を掲げることになりました。それ以来唱和をするようにしているのですが、だんだんと「いつまで唱和するのか」という声も上がり出し、「この唱和は続けていきたい」と伝えたのですが、それでも私が無理やり唱和させているという負い目を感じていました。だからこそ、昨年からまた3つの行動方針のそれぞれの意味をもう一度私なりに考え、「やはり3つとも大事だと感じたので今後も唱和していきたい」と改めて発信しました。「挑戦心」とは、意欲的に次の展開を考えて、1歩ずつ着実に成長し、進歩し続けること、「変化自在」とは、時代の変化にいち早く反応して、自身の感性を進化させること、「お客様に感動を」とは、お客様からの「ありがとう」を私たちのよろこびとすること、とそれぞれの意味を定義しました。そもそも行動しないことには進歩も進化も意欲も感動も生まれないと思っているので、まずは挑戦し、次に時代の変化にいち早く反応することでお客様から感謝をいただけるサービスを提供することができると考えています。そしてまた挑戦して、と言うようにこの3つの行動指針が螺旋階段のように循環し高めていくことでより成長していけると思っています。社員にはこの行動指針を理解するだけでなく、定期的に自分が「今どの段階にいるのかな」と自問自答する習慣を作って欲しいですね。そしてこの行動指針を踏まえて、「『アルミといえばADF』と言われるレベルのメーカーになる」というビジョンを掲げています。私たちは様々な業界に対して多くの製品を作ってきましたが、その軸には必ず「アルミ」がありました。例えば、とある社員が「農業に携わりたい」と声を挙げたのですが、その際にもアルミという軸でできることを考え、従来とは異なる視点で新たな事業を模索しています。また、私たちのミッションは「世の中に選択肢を与える」ことです。今あるものを作っても仕方がないと思っているので、「他者と同じものを作らない」という価値観をベースに発想することで思いもよらない商品を生み出すことができ、それが今よりも良い社会づくりに繋がると信じています。ただ儲かるかどうかではなく、当社がその製品を生み出すことで社会がより良くなるかどうかを使命としているため、当社のコンセプトも「あった方が良い、を形に。」となっています。今までは「あったらいいな」を形にすると言っていたのですが、「あった方が良い」と言い切れるモノづくりをしていきたいと考えました。私も含め、当社の社員は行動指針、ミッション、ビジョン、コンセプトを大切にしてモノづくりを行っています。未来のビジョンについて————最後に、今後注力していきたいと考えているお取り組みはありますか。島本様:3年後、5年後のビジョン、現在の26期から50期に向けてのビジョン、私が退任した後のビジョンまで様々なスケールで構想していることはありますね。その中でも大枠でのビジョンとしては「自走する会社にしたい」と考えています。エーディエフの事業承継を誰にどのようにしていくのかは未定で、私には子供が3人いるのですが、子供に継がせると決めているわけでもありませんし、「会社を継ぐな」というつもりもありません。また、田中を始めとした社員が今後成長していくためのそれぞれのフィールドを作っていくことが私の役割であり、会社の可能性だと思っています。過去に田中は「年収800万を目指したい」と言ったことがあるのですが、それを達成するにはどういう行動が必要か、そのためにどんなフィールドが必要となるのかということもすでに私は考えています。このように、社員がそれぞれ理想とする働き方で活躍していけるステージを私が作っていきたいです。また、今後3年後や5年後のビジョンとしては、事業再構築補助金に採択されたことで5年後までの計画を立てているので、その中で社会のインフラとなるレベルの事業や仕組みを作りたいと思っています。現在は当社が商品を作り、それをお客様に購入してもらい使用してもらっていますが、今後はサブスクリプションを導入することを検討しています。例えば、現在はUber Eatsの仕組みが浸透していますが、従来は商品を買いに行くことが当たり前で、商品を届けてもらうという仕組みは画期的でしたよね。スマートフォンも電話としての機能だけでなく、現代ではパソコンに取って代わるほどの役割を担っています。Uber Eatsやスマートフォン、DVDレンタルなどどんなものでも最初は当たり前ではありませんでしたよね。それがサービスとして人々の生活の中に浸透してきたからこそ、今では当たり前のサービスとして受け入れられています。これらのように、「こんなもの世の中にあったんだ!」と感じてもらえる仕組みを私たちがメーカーとして作っていきたいと思っています。このゼロイチを私たちが作り上げることを生業としているので、常に常識を疑い新しい仕組みを1から生み出すくらいの意欲を持った社員さんが常に2割以上いるような組織にしていきたいですね。【株式会社エーディエフお問い合わせ先】・住所:大阪府大阪市西淀川区福町1-1-22・株式会社エーディエフHP:https://adf-al.com/・株式会社エーディエフ採用サイト:https://adf-al.com/recruit/その他のメディア・ご連絡先は以下から御覧ください。