こんにちは。WONDERFUL GROWTH編集部です。
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2026年4月)」によると、正社員の不足を感じている企業は50.6%と、4年連続で半数を超えています。さらにリクルートワークス研究所の「未来予測2040」は、2040年には約1,100万人の労働供給不足が生じると推計しています。採用だけで必要な人材を確保することは、年々難しくなっています。
一方で、厚生労働省の令和6年度「能力開発基本調査」(2025年6月公表)では、能力開発や人材育成に「何らかの問題がある」と答えた事業所が79.9%に上りました。育成の重要性を感じながらも、その実践に課題を抱える職場が大多数を占めているのが実情です。
効果的な人材育成を実現するために、まず欠かせないのが明確な目標設定です。本記事では、人材育成において効果的な目標設定の方法と、その実践におけるポイントを、2026年時点の最新データとともに詳しくご紹介します。企業の成長を担う人事担当者や管理職の方々にとって、すぐに活用できる具体的な知見をお届けします。
人材育成における目標設定の重要性
なぜ目標設定が人材育成の成否を左右するのか
人材育成の目標は、「社員をどのような人材に育てたいのか」という理想像への道筋を示す羅針盤です。明確な目標がなければ、育成の取り組みは方向性を失い、効果を最大化できません。
目標設定の重要性は、以下の3つの側面から説明できます。
1. 方向性の明確化
人材育成の目標は、自社が理想とする人材像へと社員を成長させるための指標です。明確な目標があることで、社員は自分が何を目指すべきかを理解し、自己成長の方向性を見出すことができます。
目標設定研究の第一人者であるエドウィン・ロックとゲイリー・レイサムが35年にわたる研究を総括した論文では、具体的で挑戦的な目標は「ベストを尽くせ」といった曖昧な指示よりも、一貫して高い成果につながることが示されています(出典:Locke & Latham, American Psychologist, 2002)。
2. モチベーションの向上
適切に設定された目標は、社員の内発的動機付けを促進します。達成可能でありながらも挑戦的な目標は、社員の成長意欲を刺激し、自己効力感を高める効果があります。
前出の令和6年度「能力開発基本調査」によると、OFF-JT(職場を離れた教育訓練)を受講した労働者は37.0%、自己啓発を実施した労働者は36.8%で、いずれも前回調査より上昇しました。学びに取り組む社員が増えつつあるとはいえ、6割を超える労働者はOFF-JTを受講していません。一人ひとりが「自分ごと」として取り組める目標を示すことが、学びへの動機付けの第一歩になります(出典:厚生労働省 令和6年度「能力開発基本調査」)。
3. 評価と改善の基準
目標は、育成プログラムの効果を測定し、改善するための基準となります。目標に対する達成度を評価することで、育成施策の効果を客観的に判断し、次のアクションにつなげることができます。
同調査によると、OFF-JTに支出した費用は労働者一人当たり平均1.5万円(令和5年度実績)にとどまっています。限られた育成投資の効果を最大化するためにも、目標に基づいて効果を測定する仕組みづくりが欠かせません。
目標設定の組織的プロセス
効果的な目標設定は、組織全体で取り組むべきプロセスです。具体的には、以下のような流れで実施されます。
- 経営戦略に基づく人材要件の定義:経営層が中長期的な事業戦略に基づき、必要とされる人材像を明確にします。
- 部門別・階層別の人材育成目標の設定:人事部門が中心となり、各部門や階層ごとに求められる具体的なスキルや行動指標を設定します。
- 個人レベルの目標設定:社員それぞれが目標を設定して達成に向け取り組み、主に上司が管理・フォローします。
- 全社的な育成施策の企画:人事・教育担当者は各部署からあがってきた目標を取りまとめ、研修・セミナーなどの育成施策の企画に活用します。
このように、目標設定は経営層から現場社員まで、全社的な取り組みとして位置づけることが重要です。
2026年の事業環境と人材育成の目標設定
具体的な目標設定の方法に入る前に、2026年時点で押さえておきたい2つの環境変化をご紹介します。
人的資本開示の本格化
金融庁の改正開示府令により、2023年3月期以降、有価証券報告書の提出企業には「人材育成方針」や「社内環境整備方針」といった人的資本情報の開示が義務付けられています。運用開始から3年が経過し、開示の水準は「方針を記載する」段階から「目標と実績を説明する」段階へと移りつつあります。
人材育成の目標は、もはや社内の管理ツールにとどまらず、投資家や求職者に自社の姿勢を伝える経営情報です。測定可能な指標で目標を設定し、進捗を説明できる状態をつくることの重要性が、一段と高まっています。
生成AIの普及と学び直しの加速
生成AIの業務活用が広がったことで、求められるスキルが入れ替わる速度はかつてなく速くなっています。政府もリスキリング(学び直し)の支援を拡充しており、2024年10月には、専門実践教育訓練における教育訓練給付の給付率が、要件を満たす場合で受講費用の最大80%まで引き上げられました(出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」)。
企業向けにも、人材開発支援助成金などの公的支援が整備されています。個人の目標にAI活用スキルや学び直しのテーマを組み込み、こうした公的制度と組み合わせることで、育成投資の負担を抑えながら効果を高めることができます。
効果的な目標設定のフレームワーク「SMARTの法則」
人材育成の目標設定において、最も広く活用されているフレームワークが「SMARTの法則」です。このフレームワークは、目標を「Specific(具体的)」「Measurable(測定可能)」「Achievable(達成可能)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限)」の5つの要素で構成することを提唱しています。
SMARTの法則の各要素と実践ポイント
1. Specific(具体性):抽象から具体へ
目標は具体性を持ったものでなければなりません。目標が抽象的では、目標を達成する具体的な行動も抽象的になり、目標達成も遠くなるでしょう。
【具体化のポイント】
- 5W1Hを意識して目標を記述する
- 行動レベルまで落とし込む
- 複数の観点から目標を具体化する
【悪い例と良い例】
「優秀な上司になる」といった目標設定を例に考えてみましょう。この「優秀な上司」について具体的な定義がなければ、どのような側面が優秀なのか漠然としてしまいますし、具体的なアクションプランを生み出すこともできません。
このような場合には、「部下の長所を把握し、長所に即した依頼ができる」「部下からの質問に的確なフィードバックができる」「自分と部下のノルマを毎月達成している」など、具体的な定義を設けましょう。
さらに具体化するならば、「四半期ごとに部下一人ひとりと1時間のキャリア面談を実施し、強みと開発課題を明確にした上で、個別の業務アサインメントを行う」といった形に落とし込むことができます。
【研究が示す具体性の効果】
心理学者ペーター・ゴルヴィツァーらが94の研究を統合したメタ分析では、「いつ・どこで・どのように行動するか」をあらかじめ具体的に決めておく「実装意図(implementation intention)」が、目標達成の確率を中程度から大きく高めることが確認されています(出典:Gollwitzer & Sheeran, Advances in Experimental Social Psychology, 2006)。目標を具体的に記述することは、この実装意図への落とし込みを容易にします。
2. Measurable(測定可能性):見えない成長を可視化する
目標は計量可能なものでなければなりません。目標を達成できたか判断するためには、目標が計量できるものであることが必要です。
【測定可能性を高めるポイント】
- 数値指標を設定する(頻度、割合、数量など)
- 達成度を5段階評価などで測定できるようにする
- チェックリストを作成して進捗を可視化する
【悪い例と良い例】
「部下とより多くのコミュニケーションを図る」と「部下と週1回、最低30分の面談を実施して、部下とコミュニケーションを図る」、それぞれの目標設定を比較してみましょう。同じ部下とのコミュニケーション向上を目指した目標でも、前者は計量化できる目標設定になっていないため、どのようなアクションで目標とのギャップを埋めていくのか明確にできません。
測定可能性をさらに高めるには、「部下と週1回、最低30分の1on1面談を実施し、毎回2つ以上の業務上の課題と1つ以上の成長機会について議論する。また、面談後は部下の自己評価と上司評価をそれぞれ5段階で記録し、評価の変化をトラッキングする」などと設定できます。
【効果的な測定指標の種類】
- インプット指標:学習時間、読書冊数、研修参加回数など
- アウトプット指標:提案件数、プレゼン回数、ドキュメント作成数など
- アウトカム指標:業績向上率、顧客満足度、チームのパフォーマンス向上など
- プロセス指標:業務遂行の質、問題解決の速度、意思決定のプロセスなど
3. Achievable(達成可能性):挑戦と達成のバランス
目標は達成可能なものでなければなりません。より高い成果を求めて、非現実的な目標を設定してしまうとうまくいかないので注意が必要です。
【適切な難易度を設定するポイント】
- 現在の能力とのギャップを分析する
- 少し背伸びすれば届く程度の難易度に設定する
- 必要なリソースや支援が得られるか確認する
【設定の考え方】
通信教育による資格の取得を例に考えてみましょう。通信教育には、1日2時間程度の勉強で3〜4カ月、遅くても半年前後で資格取得のための勉強期間が終了するものが多くあります。そこで「能力開発の一環として年2つか3つの新規資格取得」を目標に設定したとすると、学習は通常業務の合間や就業後に行うことになります。しかし人間は機械ではないため、時間を単純計算通りに確保することは難しいでしょう。モチベーションの低下によって業務効率も悪くなれば、目標設定自体の意味を失いかねないので、達成可能な目標の設定を意識しましょう。
適切な目標設定としては、「今年度中に業務に直結する1つの資格取得と、将来のキャリアに関連する1つの資格の学習開始」のように、現実的な範囲で設定することが効果的です。
【研究が示す適切な難易度】
前出のロックとレイサムの目標設定理論では、本人の能力の範囲内で「困難だが達成可能」な水準に目標を置いたときに、最も高い成果が得られるとされています(出典:Locke & Latham, American Psychologist, 2002)。後述するOKRが達成率60〜70%を理想とするのも、これと通じる考え方です。
4. Relevant(関連性):個人と組織の目標を結びつける
目標は関連性があることも重要です。目標を達成した先には何があるのか、何のために目標を達成するのか、という両者の関係性が明確になることで、モチベーションの向上と維持も実現しやすくなります。
【関連性を高めるポイント】
- 個人の目標と組織目標のつながりを明確にする
- キャリアビジョンとの一貫性を確保する
- 目標達成の意義や影響を理解する
【悪い例と良い例】
「新規顧客を増やす」という目標設定を例に考えてみましょう。新規顧客は件数や人数で計量できますので、一見すると目標設定として正しいように見えます。しかし、新規顧客を増やしただけでは、その先にある目標との関連性は明確になりません。
このような場合は、新規顧客獲得の先に何があるのかを考えます。「売り上げ2,000万円アップの達成」といった数値目標がある場合、「1件当たり400万円売り上げられる新規顧客を5件獲得」といった関連性を持つかたちで目標を設定するとよいでしょう。そうすれば、ターゲットの規模や提案内容などを絞れるため、より効率的な目標達成につながります。
さらに関連性を高めるためには、「部門の成長戦略に基づき、製造業の中堅企業をターゲットに、ROI重視型のソリューション提案により、1件当たり400万円の売上が見込める新規顧客を5社獲得する」といった形で、戦略との結びつきを明確にします。
【関連性の3つのレベル】
- 個人レベル:キャリア目標、スキル開発ニーズとの整合性
- チームレベル:部門目標、プロジェクト目標との整合性
- 組織レベル:会社のビジョン、中期経営計画との整合性
5. Time-bound(期限):時間的枠組みで成果を加速する
期限の設定も目標には必要です。いくら目標が、具体的で計量化できるもの、目標の先にある達成すべき課題との関連性が明確になっているものでも、期限を定めていなければ、モチベーションを高く維持しながら目標達成に取り組むことは難しいでしょう。
【効果的な期限設定のポイント】
- 長期目標と短期目標の両方を設定する
- マイルストーンを複数設定して進捗を管理する
- 定期的な振り返りと修正のタイミングを組み込む
【悪い例と良い例】
経営者が「他社との差別化ができる新製品を開発する」という目標設定をした場合を例に考えてみましょう。この目標には期限が設定されていません。新製品の開発に携わる従業員は、自分の仕事に期限が設けられていないため、毎日淡々と製品開発をし続けると考えられます。
しかしその間に、他社から自社で開発中の新製品より有用な商品が発表されれば、この新製品開発にかけたコストは無駄になってしまいます。期限があるからこそ、従業員は集中して業務に取り組めますし、企業も期限を活用して事業計画を考案できるのです。期限の存在は企業と従業員双方にとって有意義といえます。
より効果的な目標設定としては、「2027年度第2四半期の市場投入を目指し、競合他社の製品と比較して顧客満足度20%向上を実現する新製品を開発する。2026年度末までにプロトタイプ完成、2027年度第1四半期に顧客テスト実施、第2四半期初めに量産体制構築」のように、具体的な期限とマイルストーンを設定します。
【期限がもたらす効果】
期限が近づくにつれて集中力が高まる現象は、「締め切り効果」として広く知られています。長期の目標だけでは行動が先送りされやすいため、中間のマイルストーンを複数設定し、締め切りを適度な間隔で配置することが、行動を前倒しするための実務的な工夫になります。
人材育成の目標設定における3つの革新的アプローチ
SMARTの法則に加えて、研究や先進企業の実践から生まれた目標設定のアプローチをご紹介します。
1. OKR(Objectives and Key Results)の活用
Googleなどのテック企業で広く採用されているOKRは、野心的な目標(Objectives)と、その達成を測定する具体的な成果指標(Key Results)を組み合わせた目標設定手法です。Googleが公開する実践ガイド「re:Work」でも、その運用方法が紹介されています。
【OKRの特徴】
- 野心的な目標設定(達成率60〜70%を理想とする)
- 四半期ごとの設定と振り返り
- 透明性の高い目標共有と進捗管理
【人材育成への応用】
例えば、若手エンジニアの育成目標では以下のようにOKRを設定できます。
Objective:フルスタックエンジニアとしての技術的自立を達成する
Key Results:
- バックエンド開発の実践的スキルを習得し、3つの機能を独力で実装する
- フロントエンド開発のフレームワークを習得し、ユーザーインターフェイスを5つ設計・実装する
- コードレビューを10回受け、指摘事項を30%削減する
2. 70:20:10モデルを取り入れた目標設定
経験学習の調査研究に基づく70:20:10モデル(70%が経験から、20%が他者との関係から、10%が公式研修から学ぶ)を目標設定に組み込むことで、より効果的な成長を促進できます。
【目標設定例】
70%(経験):上位層のプロジェクトに参画し、予算1,000万円規模の案件をリードする経験を積む
20%(関係性):月2回の1on1セッションでメンターから具体的なフィードバックを受け、リーダーシップスキルを向上させる
10%(研修):四半期に1回、専門研修に参加しプロジェクトマネジメントの最新手法を習得する
3. 成長マインドセットを促進する目標設定
スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授の研究に基づく「成長マインドセット」の概念を取り入れた目標設定は、社員の長期的な成長を促進します。
【特徴】
- プロセス目標とアウトカム目標のバランス
- 失敗からの学びを重視した目標設定
- フィードバックの質と活用に関する目標の組み込み
【目標設定例】
「今年度中に、新規事業提案を3件実施し、そのうち少なくとも1件を事業化するプロセスを開始する。提案が却下された場合も、その理由を分析して改善点を文書化し、次の提案に活かす。四半期ごとに上司と振り返りを行い、改善点と成長の機会を特定する」
WONDERFUL GROWTHの人材育成アプローチ
社員ひとりひとりの「学習定着」を目的とした、どんな社員でも一流にできる育成プログラムを提供しています。
なぜ「学習定着」にこだわるのか
なぜ「学習定着」なのか。それは、働き方や必要な知識は時代ごとに変化し続けるものだからです。今、最善とされている知識もいずれは風化してしまうこともあります。だからこそ、常に時代の中心の技術や知識に対して自ら必要性を感じ、学習し続けていく人材こそが、長きに渡って高い価値を生み出すきっかけになってくれると考えています。
WONDERFUL GROWTHの独自アプローチ
当社の人材育成プログラムは、単なる知識やスキルの習得にとどまらず、「学び続ける文化」の創造を重視しています。具体的には、以下の3つの側面から目標設定と育成プログラムを構築しています。
1. 個別適応型目標設定
一人ひとりの強みや価値観、キャリアビジョンに基づいた個別の目標設定をサポートします。画一的な目標ではなく、個人の内発的動機づけを重視した「自分ごと化」できる目標を設定することで、持続的な成長への意欲を高めます。
2. 成長の可視化システム
目標に対する進捗や成長を可視化するデジタルツールとコーチングを組み合わせたアプローチにより、成長の実感を高めます。特に日々の小さな成功体験を積み重ねる「マイクロサクセス」の概念を取り入れ、継続的なモチベーション向上を実現します。
3. 学びのエコシステム構築
個人の目標達成を支える組織環境の整備をサポートします。上司のコーチングスキル向上、ピアラーニングの促進、ナレッジ共有の仕組み作りなど、学びを加速する「エコシステム」の構築を通じて、目標達成の確度を高めます。
効果的な目標設定と実現のための5つのステップ
人材育成の目標を効果的に設定し、確実に達成するための実践的なステップをご紹介します。各ステップの末尾に「実施チェック」を設けましたので、自社の取り組みの点検にお役立てください。
ステップ1: 現状分析と理想像の明確化
- 現在の組織・個人の能力レベルを客観的に評価
- 中長期的な事業戦略に基づく理想の人材像を定義
- ギャップ分析により重点的に開発すべき領域を特定
【実施チェック】
- スキルマップや評価データなど、現状を客観的に示す材料を用意できていますか
- 理想の人材像を、経営戦略と結びつけて言語化できていますか
- 優先して埋めるべきギャップを3つ以内に絞り込めていますか
ステップ2: SMARTの法則に基づく目標設定
- 5つの要素を満たす目標を設定
- チームや上司とのすり合わせにより目標の質を向上
- 短期・中期・長期の目標をバランス良く設定
【実施チェック】
- 具体性・測定可能性・達成可能性・関連性・期限の5要素をすべて満たしていますか
- 本人と上司が、目標の意味を同じ言葉で説明できますか
- 短期・中期・長期の目標のバランスは取れていますか
ステップ3: 目標達成のための行動計画策定
- 目標達成に必要なアクションを具体的にリスト化
- リソース配分と優先順位の明確化
- 障害やリスクの予測と対策の検討
【実施チェック】
- 目標を週次・月次の行動レベルまで分解できていますか
- 必要な時間・予算・支援者を確保できていますか
- 想定される障害と、その対策を書き出せていますか
ステップ4: 進捗管理と定期的な振り返り
- 定期的な進捗確認の仕組みを構築
- 上司・メンターからのフィードバックを取り入れる
- 環境変化に応じた目標の柔軟な修正
【実施チェック】
- 進捗を確認する場(1on1や面談)を定例化できていますか
- 進捗の記録方法(ツールやシート)を決めていますか
- 環境変化があった際に目標を見直す基準を決めていますか
ステップ5: 達成評価と次の目標への接続
- 目標達成度の客観的評価と成果の振り返り
- 学びと気づきの言語化と共有
- 次の目標設定への反映とスパイラルアップ
【実施チェック】
- 達成度を判定する基準と評価者を事前に決めていますか
- 振り返りで得た学びを言語化し、記録できていますか
- 次の目標に反映する改善点を特定できていますか
参考資料
- 厚生労働省「令和6年度 能力開発基本調査」(2025年6月公表)
- 厚生労働省「教育訓練給付制度」
- 帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2026年4月)」(2026年5月公表)
- リクルートワークス研究所「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる」
- Locke, E. A. & Latham, G. P.(2002)American Psychologist, 57(9)
- Gollwitzer, P. M. & Sheeran, P.(2006)Advances in Experimental Social Psychology, 38
まとめ:人材育成目標設定の成功に向けて
人材育成における目標設定は、単なる形式的なプロセスではなく、企業の競争力を高め、社員の成長と満足度を向上させる戦略的な取り組みです。人的資本開示が本格化し、人手不足が続く2026年において、その重要性はかつてなく高まっています。SMARTの法則を基本としつつ、組織の状況や個人の特性に合わせてカスタマイズし、継続的な改善サイクルを回すことが重要です。
弊社のサービスを通じて一人でも多くの方が、自分のなりたい姿になれるように全力でサポートさせていただきます。
人材育成は企業の未来への投資です。短期的な視点だけでなく、長期的な視点から社員の成長と組織の発展を見据えた目標設定に取り組みましょう。
WONDERFUL GROWTHは、貴社の人材育成戦略の策定から実行、そして効果測定までを一貫してサポートいたします。人材育成に関するご相談やプログラム導入についてのお問い合わせは、ぜひ下記リンクよりお気軽にご連絡ください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
Editor’s Note
本記事は WONDERFUL GROWTH 編集部が、現場の人事・経営者の方々への取材と 自社支援データを元に作成しています。
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