⌖ Detail
派遣元責任者とは?選任要件・職務・講習・派遣先責任者との違いを解説
最終更新: 2026-10-20 / カテゴリ: 採用 / 英語表記: Dispatching Agency Manager
はじめに
人材派遣の事業を始める場合や、派遣会社の運営に携わる場合、必ず登場するのが派遣元責任者という役割です。派遣労働者の雇用管理を担う重要な立場ですが、誰を選任でき、どのような役割を負うのかは、あまり知られていません。この記事では、派遣元責任者の意味と選任の要件、職務の概要を整理して紹介します。
派遣元責任者とは?
派遣元責任者とは、労働者派遣事業を行う派遣元事業主が、事業所ごとに選任しなければならない責任者です。派遣労働者の雇用管理を適切に行うため、労働者派遣法にもとづいて置かれ、派遣労働者と派遣先との間に立って、さまざまな調整を担います。
選任の要件には、いくつかの決まりがあります。自社が雇用する労働者または役員であること、成年に達した後に、雇用管理の経験が3年以上あること、派遣元責任者講習を受講していること、などです。講習は、許可申請や更新申請の前3年以内の受講が求められます。また、派遣労働者100人につき1人以上を選任する必要があります。
主な職務は、派遣労働者への就業条件の明示、派遣元管理台帳の作成と記録、派遣先との連絡調整、苦情の処理、安全衛生に関する連絡調整、派遣労働者の個人情報の管理などです。責任者が不在になる場合に備えて、臨時の職務代行者を選任することも求められます。
物の製造業務に労働者を派遣する場合は、通常の責任者に加えて、製造業務専門の派遣元責任者を、派遣労働者100人につき1人以上選任する決まりがあります。このうち1人は、製造業務以外に派遣される労働者の担当を兼ねることができるとされています。
派遣元責任者がよく使われるシーン
- 人材派遣会社が、新しい事業所を開設する場面
- 派遣事業の許可や更新を申請する場面
✺ Editor’s Memo
現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。
— SHARE with カイシャの育成論 編集部