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努力報酬不均衡モデルとは?意味・報酬の3要素・職場での活かし方を解説
最終更新: 2026-10-18 / カテゴリ: マネジメント / 英語表記: Effort-Reward Imbalance Model
はじめに
「これだけ頑張っているのに、正当に報われていない」と感じる状態が続くと、心や体の不調につながりやすいといわれます。部下の離職や不調の背景に、こうした不均衡が隠れていることもあります。この記事では、努力報酬不均衡モデルの意味、報酬の三つの要素、職場での活かし方を整理して紹介します。
努力報酬不均衡モデルとは?
努力報酬不均衡モデルとは、仕事に注ぎ込む努力と、そこから得られる報酬がつり合わない状態が続くと、強いストレス反応や健康への悪影響が生じやすくなると考える、職業性ストレスの理論モデルです。ドイツの社会学者ヨハネス・ジーグリストが提唱し、1996年の論文が代表的な文献として知られています。英語ではエフォート・リワード・インバランス・モデルと呼ばれ、ERIモデルと略されます。
このモデルでは、努力を、仕事の要求の高さ、責任の重さ、時間的な切迫といった負担としてとらえます。一方の報酬は、三つに分けて考えます。一つ目は経済的報酬で、給与や地位などが当てはまります。二つ目は心理的報酬で、上司や同僚からの尊重や承認です。三つ目はキャリア報酬で、昇進の機会や雇用の安定を指します。
さらに、仕事に過度に打ち込む態度や行動のパターンを「過剰なコミットメント」と呼び、不均衡の影響を強める個人の要因として位置づけています。日本語版の調査票とマニュアルは、研究者によって整備され、公開されています。努力に比べて報酬が少ない「高努力・低報酬」の状態が、特に注意すべき状態とされます。
努力報酬不均衡モデルがよく使われるシーン
- 従業員のストレスの要因を調べる調査を、設計する場面
- 高い成果を出している社員の離職を防ぐ方法を、考える場面