⌖ Detail
厚生年金保険とは?加入の要件・保険料・事業主の役割を解説
最終更新: 2026-10-23 / カテゴリ: 報酬・労務 / 英語表記: Welfare Pension Insurance
はじめに
従業員を雇用する企業にとって、厚生年金保険は毎月の給与計算で必ず向き合う制度です。この記事では、厚生年金保険の仕組み、加入の要件、保険料の考え方、人事担当者が押さえたい実務のポイントを整理します。
厚生年金保険とは?
厚生年金保険とは、会社などの適用事業所で働く人が加入する公的年金の制度です。加入すると、老後の老齢厚生年金に加えて、病気やけがで障害が残ったときの障害厚生年金、加入者が亡くなったときの遺族厚生年金を受け取れる可能性があります。
加入の対象は、適用事業所に常時使用される70歳未満の人で、国籍、性別、年金の受給の有無は問われません。法人登記された事業所は、事業の内容にかかわらず強制的に適用を受けます。パートやアルバイトも、同じ事業所で同様の業務に就く一般社員の所定労働時間と所定労働日数の4分の3以上であれば加入の対象です。短時間で働く人への適用は段階的に広がってきたため、最新の要件は日本年金機構の案内で確認する必要があります。
保険料は、毎月の給与に当たる標準報酬月額と、賞与に当たる標準賞与額に、保険料率を掛けて計算します。保険料率は18.3%で、2017年9月に引き上げが終わってから固定されています。保険料は事業主と被保険者が半分ずつ負担します(労使折半)。標準報酬月額は88,000円から620,000円までの31等級に分かれ、標準賞与額は1回の支給につき150万円が上限です(カオナビ人事用語集の解説、2026-10-23取得。掲載は2022年7月のため、料率や金額は最新の公的資料で確かめてください)。
厚生年金保険がよく使われるシーン
- 新入社員の入社手続きで、資格取得の届出を準備する場面
- 毎月の給与計算で、保険料を控除し納付する場面
✺ Editor’s Memo
現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。
— SHARE with カイシャの育成論 編集部