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アクションラーニング

Reading アクションラーニングEnglish Action

アクションラーニング(Action Learning)とは、実在する組織課題に対し、4〜8名程度の小グループ(アクションラーニング・チーム)が取り組み、課題解決のための行動と、その経験に対するリフレクション(内省・振り返り)を繰り返すことで、参加者の学習とリーダーシップ開発、組織の課題解決を同時に実現する手法です。英国の物理学者・組織学者であるレジナルド・レバンス(Reg Revans)が、1940年代に英国の炭鉱業界での実践を通じて体系化したアプローチで、「L = P + Q」(学習=プログラム化された知識+洞察を生む質問)という公式に象徴される、質問を中心とした探究学習を特徴とします。参加者は実際の課題に当事者として関わり、コーチ(アクションラーニング・コーチ)のファシリテーションのもと、互いに質問を投げかけ合いながら、行動・観察・省察を循環させます。

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アクションラーニングとは?意味・使い方・実務での活かし方を解説

最終更新日: 2026-05-15 / カテゴリ: 人材育成・研修 / 英語表記: Action Learning

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はじめに

研修室で知識を学ぶだけでは、実際の経営課題を解決する力は育ちにくい。そんな問題意識から生まれた育成手法が、レグ・レバンスが提唱したアクションラーニングです。実在する組織課題に小グループで取り組みながら、解決行動とリフレクションを通じて学習するアプローチは、リーダーシップ開発と組織変革を同時に進める手法として、世界中で実践されています。本記事では、アクションラーニングの意味、活用シーン、運用上の留意点を、人事担当者の視点で整理します。

アクションラーニングとは?

アクションラーニング(Action Learning)とは、実在する組織課題に対し、4〜8名程度の小グループ(アクションラーニング・チーム)が取り組み、課題解決のための行動と、その経験に対するリフレクション(内省・振り返り)を繰り返すことで、参加者の学習とリーダーシップ開発、組織の課題解決を同時に実現する手法です。英国の物理学者・組織学者であるレジナルド・レバンス(Reg Revans)が、1940年代に英国の炭鉱業界での実践を通じて体系化したアプローチで、「L = P + Q」(学習=プログラム化された知識+洞察を生む質問)という公式に象徴される、質問を中心とした探究学習を特徴とします。参加者は実際の課題に当事者として関わり、コーチ(アクションラーニング・コーチ)のファシリテーションのもと、互いに質問を投げかけ合いながら、行動・観察・省察を循環させます。

アクションラーニングがよく使われるシーン

アクションラーニングは、主に以下のような様々なビジネスシーンで活用されます。

次世代リーダー育成*: 選抜型リーダーシップ研修の中核手法として、実課題への取り組みを通じた成長を促します。

経営課題の解決*: 戦略課題・新規事業検討・部門横断課題など、組織が抱える実テーマの解決と人材育成を両立させます。

チームビルディング*: 多様な部署・職種のメンバーが協働するなかで、相互理解と組織横断の関係性を構築します。

変革推進プロジェクト*: 組織変革のキードライバーとして、変革を担う人材を育てながら変革を進める手法として活用されます。

管理職層の能力開発*: ケーススタディとは異なる、現実の不確実性と複雑性に向き合う経験を通じた成長を支援します。

アクションラーニングを理解することの重要性

アクションラーニングを正しく理解することは、人材育成と組織課題解決を統合するうえで意味があります。

実践と学習の統合*: 研修と業務の分断を超え、業務そのものを学習機会として活用できます。

質問を通じた学習*: 答えを教える育成から、本人の気づきを引き出す育成への転換を体現する手法です。

組織課題への寄与*: 個人の育成のみならず、参加企業が抱える実課題の解決にも寄与します。

リフレクション習慣の定着*: 経験から学ぶ力を組織として鍛え、継続的成長の基盤を整えます。

実務で活かすためのチェックポイント

アクションラーニングを自社の現場で活用する際には、次のような観点で確認すると、運用の精度が高まります。

  1. 取り組む課題が、解決の答えが事前に決まっていない「真の課題(リアルプロブレム)」であることを確認し、形骸化を防ぐ
  2. チームの多様性(部署・職種・年代・性別等)を意識した編成を行い、視点の交差から生まれる気づきを最大化する
  3. アクションラーニング・コーチを適切に配置し、参加者の質問・対話を促進するファシリテーションを担保する
  4. プログラム期間中の活動時間(チームミーティング、現場での行動、リフレクション)を業務時間として明確に位置づけ、参加負荷を組織として支える
  5. プログラム終了後の成果(課題解決の進捗、参加者の成長、組織への波及)を多面的に評価し、次回プログラムの改善につなげる

よくある質問(FAQ)

Q. アクションラーニングと、グループワーク型の研修はどう違うのですか?

A. 取り組む課題の性質と、学習プロセスの設計に大きな違いがあります。一般的なグループワーク型研修では、講師があらかじめ用意したケースや課題に取り組み、決められた解答や望ましい思考プロセスを学ぶ運用が中心となります。一方、アクションラーニングでは、参加者の組織が現に抱える「答えのない課題」に取り組むため、講師にも正解が分からない点が特徴的です。参加者は当事者として実際に行動を起こし、その結果から学び、再び行動するというサイクルを回します。また、アクションラーニング・コーチは答えを提供する役割ではなく、「いまどんな質問が必要か」を促す役割を担います。実課題への当事者性、答えのない状況での探究、質問を中心とした対話、リフレクションの徹底という4点が、一般的なグループワークと一線を画す特徴です。

Q. アクションラーニングは、効果が出るまでにどれくらい時間がかかりますか?

A. 一般的には3〜9カ月程度の継続期間を設定するプログラムが多いとされています。レバンスが提唱した原型では、参加者の認知変容・行動変容を促すためには、複数回のサイクル(行動→リフレクション→次の行動)を経験する必要があり、最低でも数カ月の期間を確保することが推奨されてきました。具体的には、月1〜2回のチームセッション(半日〜1日)を6カ月〜9カ月にわたり実施し、その間に参加者は自身の組織で実際の行動を起こすという運用が代表的です。短期間(数日間)の集中型プログラムとして実施する形態もありますが、その場合は「アクションラーニング型ワークショップ」と区別され、本来の効果を完全には得にくいとされます。組織の学習文化として定着させるには、3年から5年程度の継続実施が望ましいと指摘されています。

まとめ

アクションラーニングは、実在する組織課題に小グループで取り組み、行動とリフレクションを循環させることで、参加者の学習と組織課題の解決を同時に実現する人材育成手法です。レジナルド・レバンスが体系化した「L = P + Q」の公式に象徴される、質問を中心とした探究学習を特徴とし、次世代リーダー育成・組織変革・チームビルディングなど幅広い場面で活用されます。実課題への当事者性、コーチのファシリテーション、継続的なリフレクションの3点が、運用の鍵となります。

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  • カテゴリ: 人材育成・研修
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本記事は、人事担当者・経営者・現場マネージャーの皆さまが、ご自身の課題解決のヒントとして活用いただくことを目的に作成しています。実際の制度設計や法令対応にあたっては、専門家への確認をおすすめします。

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