⌖ Detail
代替休暇とは?月60時間超の残業との関係・換算方法・導入の注意点を解説
最終更新: 2026-10-16 / カテゴリ: 報酬・労務 / 英語表記: Alternative Leave (Substitute Leave for Overtime Premium)
はじめに
代替休暇は、月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金の一部を、お金ではなく休暇で補う仕組みです。長時間労働の抑制と、働く人の健康の確保を目的としています。この記事では、代替休暇の意味、時間数の考え方、導入の際に押さえたい注意点を整理して紹介します。
代替休暇とは?
代替休暇とは、1か月に60時間を超える法定時間外労働を行った労働者に対して、引き上げられた割増賃金の支払いに代えて、有給の休暇を与えることができる制度です。月60時間を超える時間外労働の割増賃金率は、50%以上とされています。この割増率のうち、通常の割増率(25%)を超える部分に代えて、休暇を与えることができます。導入するには、過半数組合または過半数代表者との間で、労使協定を結ぶ必要があります。
協定では、代替休暇の時間数の算定方法、代替休暇の単位、代替休暇を与えることができる期間、取得日の決め方と割増賃金の支払日を定めます。時間数は、「(1か月の法定時間外労働の時間数 - 60)× 換算率」で求めます。換算率は、50%から、代替休暇を取得した場合に支払う割増率(たとえば25%)を引いた率で、この例では25%です。たとえば月80時間の場合、20時間 × 25% = 5時間分が、代替休暇の対象になります。
代替休暇がよく話題になるシーン
- 月60時間を超える時間外労働が生じている部署の、健康確保の対策を検討する場面