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イクメンとは?男性の育児参加が広がる背景と企業の対応を解説
はじめに
共働き世帯が増え、男性の育児休業取得率も年々高まるなか、「イクメン」という言葉を耳にする機会が増えています。単なる流行語として片づけるのではなく、この言葉が生まれた背景や企業に求められる対応を理解しておくことは、男性の育児参加を後押しする職場づくりを進めるうえで役立ちます。本記事では、イクメンの意味や使われるシーン、実務に活かすためのポイントをわかりやすく解説します。
イクメンとは?
イクメンとは、育児を積極的に楽しみながら行う男性、または育児に主体的に関わる男性を指す言葉です。単に育児や家事を「手伝う」だけでなく、当事者として育児の分担に関わり、自分自身も育児を通じて成長していく父親像を表します。2010年6月に厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を開始したことをきっかけに広く使われるようになり、同年の新語・流行語大賞のトップ10にも選ばれるなど、社会的に一気に認知が広がりました。
厚生労働省のイクメンプロジェクトは、当時施行された改正育児・介護休業法の趣旨を踏まえ、男性が育児休業を取得しやすい社会的な気運を高めることを目的として始まりました。「子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性」というコンセプトのもと、男性の育児参加を後押しする取り組みが官民で広がっています。
イクメンがよく使われるシーン
イクメンという言葉は、企業の人事戦略や採用活動の場面で使われます。男性の育児休業取得を促進する制度を整え、「イクメンを応援する企業文化」を対外的にアピールすることで、多様な働き方を求める求職者への訴求材料とする企業が増えています。
また、働き方改革やダイバーシティ推進の文脈でも使われます。育児経験のある男性社員をロールモデルとして紹介したり、社内で育児に関する情報交換の場を設けたりすることで、他の男性従業員が育児休業を取得しやすい雰囲気づくりにつなげます。広報活動においても、男性の育児参加を支援する企業姿勢を発信し、企業イメージの向上を図る際に用いられます。
イクメンを理解することの重要性
企業がイクメンという考え方を理解し、男性の育児参加を推進することは、従業員個人だけでなく組織全体にも多くの効果をもたらします。男性従業員が育児に積極的に関わることで家庭内の協力関係が深まり、ストレスの軽減や仕事へのエンゲージメント向上につながることが期待されます。
また、男性の育児休業取得が広がることは、女性従業員のキャリア継続を支援することにも直結します。育児を特定の性別に偏った役割と捉えない職場風土は、男女ともに働き続けやすい環境づくりの土台となり、優秀な人材の定着や採用競争力の強化にもつながる重要な取り組みといえます。今後、労働力人口の減少が見込まれるなかで、性別にかかわらず誰もが働き続けられる職場づくりは、多くの企業にとって共通の経営課題になっていくと考えられます。
実務で活かすためのチェックポイント
- 育休取得の目標水準を定める:男性育休の取得率や取得日数の目標を明確に設定します。数値目標を掲げることが、制度活用を後押しする第一歩になります。
- 取得しやすい業務体制を整える:特定の担当者に業務が集中する属人化を解消し、休業中も業務が滞りなく回る体制を築きます。体制整備が取得への心理的ハードルを下げます。
- ロールモデルを可視化する:育児休業を取得した男性社員の経験や工夫を社内で共有します。身近な実例の共有が、他の従業員の後押しになります。
- 上司の理解を高める:管理職向けに制度の趣旨や部下への対応方法を周知します。上司の理解度が、現場での取得しやすさを大きく左右します。
- 取得後のキャリアへの影響を点検する:復職後の評価や配置に不利益が生じていないかを定期的に確認します。点検を継続することが、制度への信頼を支えます。
よくある質問(FAQ)
Q1. イクメンとはどのような意味ですか。
A. 育児を積極的に楽しみながら行う男性、育児に主体的に関わる男性を指す言葉です。
Q2. イクメンという言葉はいつ広まりましたか。
A. 2010年に厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を開始したことを契機に広まり、同年の新語・流行語大賞トップ10にも選出されました。
Q3. なぜ企業がイクメンを推進する必要があるのですか。
A. 男性の育児参加を後押しすることが、従業員のエンゲージメント向上や女性のキャリア継続支援、人材の定着につながるためです。
Q4. イクボスとはどう違いますか。
A. イクメンは育児に積極的に関わる男性本人を指す言葉であるのに対し、イクボスは部下の育児と仕事の両立を支援する上司・経営者を指す言葉です。
Q5. 男性の育児参加を進めるうえで企業が注意すべき点は何ですか。
A. 制度を整えるだけでなく、育休を取得しやすい業務体制や上司の理解、復職後の公正な評価を伴わせることが重要です。
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