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職務分析

Reading ショクムブンセキEnglish Job Analysis

職務分析とは、組織の中で個人に割り当てられた職務について、アンケートやインタビュー、観察といった調査を通じて、その内容を明らかにすることです。英語ではジョブアナリシスと呼ばれます。調査を通じて明らかにする情報には、主な仕事内容、その職務が負う責任の範囲、遂行に必要な知識やスキルなどが含まれます。調査の手法には、対象者に質問票へ記入してもらう質問紙法、担当者に直接話を聞く面接法、実際の業務の様子を確認する観察法などがあり、職務の性質や調査の目的に応じて使い分けられます。

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職務分析とは?意味と進め方を解説

はじめに

人事評価や採用基準、賃金制度を整えようとしても、そもそもその職務にどのような役割や責任が求められているのかが曖昧なままでは、公平で納得感のある制度を設計することはできません。こうした職務の中身を明らかにする出発点となるのが「職務分析」です。本記事では、職務分析の意味や進め方、関連する取り組みとの違いを解説します。

職務分析とは?

職務分析とは、組織の中で個人に割り当てられた職務について、アンケートやインタビュー、観察といった調査を通じて、その内容を明らかにすることです。英語ではジョブアナリシスと呼ばれます。調査を通じて明らかにする情報には、主な仕事内容、その職務が負う責任の範囲、遂行に必要な知識やスキルなどが含まれます。調査の手法には、対象者に質問票へ記入してもらう質問紙法、担当者に直接話を聞く面接法、実際の業務の様子を確認する観察法などがあり、職務の性質や調査の目的に応じて使い分けられます。

職務分析によって得られた情報を文書化したものは、職務記述書と呼ばれます。また、職務分析の結果は、各職務の相対的な価値を比較・評価する職務評価の土台としても用いられます。職務分析はこれらの取り組みの出発点に位置づけられる、基礎的なプロセスです。

職務分析がよく使われるシーン

職務分析は、ジョブ型雇用への移行を検討する企業で特によく行われます。職務内容に応じて処遇を決めるジョブ型の人事制度では、まず職務そのものを正確に把握することが不可欠であり、その第一歩として職務分析が実施されます。

等級制度や賃金制度を再構築する場面でも、各職務の実態を把握するために職務分析が行われます。また、採用選考の基準を明確にする場面や、人員配置・異動の判断材料を整理する場面、教育研修で強化すべきスキルを特定する場面など、幅広い人事施策の土台として活用されます。近年では、担当者の異動や退職にともなう業務の属人化を防ぐ目的で、職務の内容を棚卸しする手段として職務分析を活用する企業も見られます。

職務分析を理解することの重要性

職務分析を理解することは、人事制度全体の納得感と公平性を支えるうえで重要です。職務の実態を正確に把握しないまま等級や賃金を決めてしまうと、実際の業務内容と処遇が見合わない状態が生まれ、従業員の不満につながりかねません。

また、職務分析を丁寧に行うことで、採用時に求める人材像や、教育研修で強化すべきスキルもより具体的に描けるようになります。人事担当者が職務分析の考え方を理解しておくことは、評価や処遇だけでなく、採用や育成を含めた人事施策全体の精度を高めることにつながります。特に、職務給の導入を検討する企業にとっては、賃金の根拠となる職務の価値を客観的に説明できるかどうかが従業員の納得感を左右するため、職務分析の精度がそのまま制度全体の信頼性に直結します。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 調査方法を目的に応じて選ぶ:アンケート、インタビュー、観察など、複数の手法を組み合わせて実態を把握します。
  2. 職務と個人を切り離して考える:優秀な人がいるから重要な職務と捉えるのではなく、職務そのものの内容や価値を分析します。
  3. 現場の担当者を巻き込む:実際にその職務を担う従業員へのヒアリングを通じて、実態に即した情報を集めます。
  4. 分析結果を文書化する:得られた情報を職務記述書として整理し、後続の制度設計に活用できる形にします。
  5. 定期的に見直す:事業環境や組織構造の変化に応じて、職務の内容や重要性も変わるため、定期的な更新が必要です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 職務分析とはどのような意味ですか。

A. 組織内の職務について、調査を通じて仕事内容や責任範囲、必要なスキルなどを明らかにするプロセスのことです。

Q2. 職務記述書とはどのような関係がありますか。

A. 職務分析によって得られた情報を文書化したものが職務記述書です。

Q3. 職務評価とはどう違いますか。

A. 職務分析は職務の内容を明らかにするプロセスであるのに対し、職務評価はその結果をもとに各職務の相対的な価値を比較・評価するプロセスです。職務分析は職務評価の前提として位置づけられます。

Q4. どのような手法で行われますか。

A. アンケート調査、担当者へのインタビュー、実際の業務観察などの手法があり、目的に応じて組み合わせて用いられます。

Q5. ジョブ型雇用とどのような関係がありますか。

A. ジョブ型雇用では職務内容に応じて処遇を決めるため、その前提となる職務の実態把握として職務分析が重要な役割を果たします。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

職務の実態を正確に把握することは、公平な評価制度や納得感のある処遇を実現する第一歩です。ジョブ型人事制度の導入を検討したい、等級制度を実態に合わせて見直したいといった課題がありましたら、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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