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マーケティングファネルとは?見込み顧客の購買プロセスを段階で捉える考え方を解説
はじめに
広告やコンテンツで多くの見込み顧客に接触できているはずなのに、なぜか受注につながらない。そんなとき、どの段階で顧客が離れているのかを把握できなければ、有効な打ち手は打てません。見込み顧客が商品やサービスを知ってから購入に至るまでの流れを段階的に整理し、課題のありかを明らかにする考え方が、マーケティングファネルです。本記事ではその意味と活用場面、実務で役立てるためのポイントを解説します。
マーケティングファネルとは?
マーケティングファネルとは、見込み顧客が商品やサービスを認知してから購入に至るまでのプロセスを、いくつかの段階に分けて捉えるモデルのことです。「ファネル」は英語で漏斗(ろうと)を意味し、認知段階では母数が多いものの、興味・比較検討・購入へと進むにつれて対象者が絞り込まれていく様子を、上が広く下がすぼまる漏斗の形になぞらえています。
一般的なBtoBの文脈では、マーケティング活動によって獲得された見込み顧客をMQL(マーケティング適格リード)と呼び、その後の検討状況を踏まえて営業部門が対応すべきと判断した見込み顧客をSQL(セールス適格リード)と呼びます。マーケティングファネルは主に認知からMQL獲得までの範囲を、セールスファネルはSQLから受注に至るまでの範囲をカバーし、両者はMQLからSQLへの引き渡しの場面でつながっています。
BtoBでは、購入の意思決定に現場の担当者、上長、経営層など複数の関係者が関わることが多く、検討から契約に至るまでの期間が数か月に及ぶことも珍しくありません。そのため、BtoCと比べて段階の数が多く、各段階で用意すべき情報の内容も異なる傾向があります。
マーケティングファネルがよく使われるシーン
マーケティングファネルは、広告やコンテンツマーケティングなど各種施策の効果を振り返り、投資対効果を検証する場面でよく用いられます。各段階の転換率(コンバージョン率)を把握することで、どの施策がどの段階の改善に貢献しているかを判断しやすくなります。このほか、マーケティングと営業でリードの受け渡し基準をすり合わせる会議や、リード獲得から受注までの数値を経営層に報告する場面などでも参照されます。
マーケティングファネルを理解することの重要性
理解しておくことで、施策の成果を「なんとなく反応が良かった」という感覚ではなく、各段階の転換率という具体的な数値で説明できるようになります。限られた予算や人員を、成果につながりやすい段階に優先的に投じる判断もしやすくなります。
また、マーケティングファネルはマーケティングと営業が共通の言語で議論するための土台としても重要です。どの状態のリードを次の部門に引き渡すのかという基準があいまいだと、有望な見込み顧客を取りこぼしたり、検討度合いの低い見込み顧客への対応に営業の時間が割かれたりする問題が生じます。
実務で活かすためのチェックポイント
- 自社の購買プロセスに合わせて段階を設計する:業界や商材によって検討プロセスは異なるため、一般的なモデルをそのまま当てはめず、自社の実態に即した段階分けを行います。
- 各段階の転換率を継続的に計測する:認知から購入までの各段階で次の段階に進んだ人数を定点観測し、変化を把握できるようにします。
- MQLとSQLの定義をマーケティングと営業の間で合意する:どの状態になれば引き渡すのかという基準が曖昧だと、部門間の連携がうまく機能しません。
- 離脱の多い段階を優先的に改善する:ファネル全体を漠然と改善するのではなく、数値上のボトルネックとなっている段階を特定して対策を打ちます。
- ファネル以外のモデルとの併用も検討する:既存顧客の紹介や継続利用を重視する事業では、循環型のモデルと組み合わせて捉える視点も有効です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 採用の場面で使われる「採用ファネル」とは違うのですか?
A. 構造の考え方は共通していますが、対象が異なります。マーケティングファネルは商品やサービスを購入する見込み顧客を対象とし、採用ファネルは自社への応募から入社に至る求職者を対象とします。
Q2. BtoBとBtoCでファネルの捉え方は変わりますか?
A. BtoCでは比較的短期間で個人が意思決定するのに対し、BtoBでは複数の関係者が関わり検討期間も長くなる傾向があるため、段階の細かさや各段階での施策の内容が異なります。
Q3. MQLとSQLはどのように区別されますか?
A. 明確な統一基準はなく、資料請求やウェビナー参加などの行動、企業規模や役職といった属性情報をもとに、自社独自の基準を設けて区別することが一般的です。
Q4. 段階の数はいくつに分けるのが正しいのでしょうか?
A. 決まった正解はありません。細かく分けすぎると運用が煩雑になるため、自社で管理しやすい粒度に整理することが推奨されます。
Q5. ファネル型以外のモデルにはどのようなものがありますか?
A. 購入後の関係継続や紹介による新規獲得を円環として捉える「フライホイールモデル」などがあり、事業特性に応じて使い分ける考え方があります。
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マーケティングと営業の連携体制や、リード獲得から受注までのプロセス設計は、多くの企業が課題として抱えるテーマです。「マーケティングと営業の連携を強化したい」「リードの評価基準を整備したい」といったご相談は、貴社の状況に合わせて承ります。
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関連情報
- カテゴリ:マーケ・営業
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- 関連用語:リードナーチャリング、デマンドジェネレーション、採用ファネル
✺ Editor’s Memo
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