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9ボックスマトリクスとは?意味・使い方・実務での活かし方を解説
最終更新日: 2026-05-16 / カテゴリ: 評価・等級 / 英語表記: Nine-Box Matrix
はじめに
タレントマネジメントを進めるなかで、「誰を次世代リーダー候補とすべきか」「どの社員にどの育成投資を振り向けるべきか」という議論に時間を要した経験はないでしょうか。9ボックスマトリクスは、こうした人材ポートフォリオの可視化と意思決定を支援するシンプルかつ強力なフレームワークです。本記事では9ボックスマトリクスの意味、活用シーン、運用上の留意点を、人事担当者の視点で整理します。
9ボックスマトリクスとは?
9ボックスマトリクス(Nine-Box Matrix)とは、社員一人ひとりを「現在のパフォーマンス」と「将来のポテンシャル」の2軸に基づいて評価し、3×3=9つの区分に分類することで、人材ポートフォリオ全体を俯瞰するためのツールです。1970年代に米国GE社がコンサルティングファームのマッキンゼーと共同開発した事業ポートフォリオ分析の手法を、人材マネジメントに転用したものとされており、現在ではグローバル企業を中心に、サクセッションプランニング(後継者育成)の標準ツールとして広く用いられています。各区分には推奨される人事アクションが対応づけられており、たとえば右上の「ハイパフォーマー×ハイポテンシャル」区分には次世代リーダー候補としての計画的なストレッチアサインメント、左下の「ローパフォーマー×ローポテンシャル」区分には配置転換や改善計画の検討、といった具合に、議論を共通の枠組みで進められるよう設計されています。
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9ボックスマトリクスがよく使われるシーン
9ボックスマトリクスは、組織における人材議論の共通言語として、以下のような場面で活用されます。
- 年次タレントレビュー会議: 経営層と人事部門が部署横断で人材ポートフォリオを俯瞰し、育成投資の優先順位を議論する場面で活用されます。