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内定者研修

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内定者研修とは、企業が内定者に対して入社前の一定期間に実施する教育や育成、関係構築のための取り組みの総称です。学業や私生活への配慮から参加を強制することには制約があるため、研修というよりも関係づくりの色合いが強くなる傾向があります。

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内定者研修とは?入社前の期間に行う育成施策を解説

はじめに

新卒採用において、内定を出してから入社までの期間は、企業と内定者が相互理解を深める貴重な時間です。学生生活と社会人生活の間にある特有の期間であり、期待と不安が入り混じりやすい時期でもあります。一方で、この期間の関わり方を誤ると、内定辞退や入社直後の早期離職につながるおそれもあります。この期間に行う施策の総称が「内定者研修」です。本記事では、その目的と設計のポイントを解説します。

内定者研修とは?

内定者研修とは、企業が内定者に対して入社前の一定期間に実施する教育や育成、関係構築のための取り組みの総称です。学業や私生活への配慮から参加を強制することには制約があるため、研修というよりも関係づくりの色合いが強くなる傾向があります。

実施の形は、集合形式のワークショップ、オンライン学習、課題図書の提示、内定者同士の懇親会、先輩社員によるメンター制度、社員との対話の機会、社内見学など多岐にわたります。近年は、遠隔地からでも参加できるオンライン学習や動画配信を取り入れる企業が増えており、居住地や就学状況にかかわらず参加しやすい形式への移行が進んでいます。

内定者研修がよく使われるシーン

新卒採用では、内定通知から入社式までの期間に展開されるのが基本の形です。具体的には、秋ごろに行われる内定式、内定者同士の懇親会、ビジネスマナーの基礎研修、パソコンスキルや論理的思考など基礎的なスキルの研修、自社や業界についての学習、入社前の面談などが組み込まれます。内定期間が半年から一年近くに及ぶ新卒採用では、こうした接点を計画的に積み重ねることが求められます。

中途採用においても、入社までに一定の期間が空く場合には、業務理解を深める事前学習や、社内の人とのつながりをつくる機会を設ける動きが見られます。

内定者研修を理解することの重要性

内定を承諾してから入社までの数か月は、内定者の気持ちが揺らぎやすい期間です。他社の動向や周囲の意見、入社後への不安が重なり、内定を辞退する判断がこの期間に集中して起こります。

適切に設計された内定者研修は、企業との関係を継続的に深め、内定辞退を抑えるとともに、入社直後に感じるギャップを和らげる効果を持ちます。さらに、入社後に早く力を発揮できるようになるための土台としても機能します。一方で、過度な負荷をかける研修は、労働者としての扱いや賃金の支払い義務、学業への支障といった問題を招くため、慎重な設計が求められます。内定者本人の学業や生活を尊重する姿勢そのものが、企業への信頼を積み重ねる機会にもなります。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 目的を明確にする:辞退の抑止なのか、スキルの習得なのか、関係構築なのかを言葉にします。複数の目的を持たせる場合も、優先順位を明確にしておくことが望まれます。
  2. 参加の強制力を見極める:学業を優先する原則を尊重し、参加を求める範囲を最小限にとどめます。実質的な強制にならない運用が必要です。
  3. 業務との境界を明確にする:内定者に業務の遂行を求める場合は、賃金の支払いや労働時間の管理など労務上の対応を整えます。
  4. 入社後の研修とつなげる:内定者期間に学んだ内容が、入社後の新入社員研修や配属先での育成とつながる設計にします。
  5. 関係づくりを継続的に行う:内定者同士や社員との接点を、オンラインとオフラインの両方で計画的に配置します。知識の習得以上に関係構築が効果を左右します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 内定者研修への参加は強制できますか。

A. 学業を優先する原則があるため、強制力には制約があります。任意参加を基本とし、参加の有無を採用選考や配属の判断に用いることも避けるべきとされています。

Q2. 内定者にアルバイトのように業務をさせても問題ありませんか。

A. 業務を伴う場合は労働者として扱われ、賃金の支払いや労働時間の管理が必要になります。雇用契約を別途結ぶなど、労務管理の体制を整える必要があります。

Q3. オンライン研修だけで内定辞退は防げますか。

A. 知識の習得はオンラインで効率化できますが、関係構築には対面での接点も一定の効果を持ちます。とくに懇親会や社内見学など、実際に人と会う機会は企業文化への理解を深めるうえでも有効です。

Q4. 内定者研修はいつ頃から始めるのが一般的ですか。

A. 内定通知の直後から始まり、秋ごろの内定式を経て入社直前まで、段階的に実施されるのが一般的な流れです。

Q5. 中途採用でも内定者研修は行われますか。

A. 新卒採用ほど一般的ではありませんが、入社までに期間が空く場合には、事前学習や社内の人との接点づくりを行う企業も見られます。とくに専門職や即戦力採用では、早期に組織へ溶け込んでもらう狙いで実施されることがあります。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

内定辞退の抑止と入社後の早期戦力化は、内定者研修の設計次第で大きく変わります。プログラムの体系化や入社後の育成とのつなぎ込みについて、貴社の状況に応じてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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