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スティグマ

Reading スティグマEnglish Stigma

スティグマ(stigma)とは、ある特徴を持つ人に対して、周囲が否定的な意味づけを行い、不当な扱いや評価をすることを指します。語源は、古代ギリシアで身分の低い者や犯罪者を識別するために身体に付けた「印(しるし)」にあります。日本語では「偏見」「差別」「烙印」などと訳されます。職場の文脈では、精神疾患や発達障害、病気の治療、育児・介護との両立など、特定の状況にある人を「弱い」「戦力にならない」などと決めつける形で現れます。スティグマには、周囲が向ける「社会的スティグマ(パブリックスティグマ)」と、当事者自身がその否定的な見方を内面化してしまう「セルフスティグマ」があります。セルフスティグマが強まると、本人が支援を求めることをためらい、必要な配慮や治療から遠ざかってしまうという悪循環が生じます。

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スティグマとは?職場の偏見と心理的安全性への影響を解説

はじめに

メンタルヘルスの不調を抱えた社員が、周囲に相談できないまま状況を悪化させてしまう。育児や介護との両立を望む社員が、評価への影響を恐れて制度の利用をためらう。こうした「言い出しにくさ」の背景には、しばしば「スティグマ」が潜んでいます。制度を整えても利用が進まないとき、この見えにくい壁が原因になっていることがあります。本記事では、スティグマの意味と職場への影響、対策の考え方を解説します。

スティグマとは?

スティグマ(stigma)とは、ある特徴を持つ人に対して、周囲が否定的な意味づけを行い、不当な扱いや評価をすることを指します。語源は、古代ギリシアで身分の低い者や犯罪者を識別するために身体に付けた「印(しるし)」にあります。日本語では「偏見」「差別」「烙印」などと訳されます。職場の文脈では、精神疾患や発達障害、病気の治療、育児・介護との両立など、特定の状況にある人を「弱い」「戦力にならない」などと決めつける形で現れます。スティグマには、周囲が向ける「社会的スティグマ(パブリックスティグマ)」と、当事者自身がその否定的な見方を内面化してしまう「セルフスティグマ」があります。セルフスティグマが強まると、本人が支援を求めることをためらい、必要な配慮や治療から遠ざかってしまうという悪循環が生じます。

スティグマがよく使われるシーン

スティグマは、職場のメンタルヘルス対策を検討する場面で重要な概念として取り上げられます。ストレスチェック後の面談や、休職・復職支援の制度設計において、当事者が相談しづらい心理的背景を説明する言葉として使われます。ダイバーシティ推進や合理的配慮に関する研修でも、無意識の偏見が制度利用を妨げる要因として紹介されます。また、両立支援制度や育児・介護休業の取得率が伸びない原因を分析する際に、制度の不備だけでなくスティグマの存在に着目することがあります。

スティグマを理解することの重要性

スティグマを理解することは、制度と実態の間にあるギャップを埋めるうえで欠かせません。休職制度や両立支援制度を整えても、「利用すると評価が下がるのではないか」という不安があれば、社員は制度を使えません。この不安の正体がスティグマであり、放置すれば、不調の早期発見や適切な支援の機会が失われます。管理職や人事が、無意識のうちにスティグマを助長する言動をとっていないかを振り返ることも重要です。「気合いが足りない」「甘え」といった言葉は、セルフスティグマを強めてしまいます。スティグマの存在を前提に置くことで、制度を「使ってよいもの」として積極的に発信し、相談しやすい風土を意識的につくる必要性が見えてきます。これは心理的安全性の高い職場づくりにも直結します。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 制度の利用率が低いとき、制度の不備だけでなくスティグマの存在も原因として検討する。
  2. 管理職の言動に、偏見を助長する決めつけが含まれていないかを振り返る機会を設ける。
  3. メンタルヘルスや両立支援の制度を「使ってよいもの」として積極的に発信する。
  4. 相談窓口の存在と守秘義務を明示し、相談しても不利益がないことを繰り返し伝える。
  5. 当事者が声を上げやすいよう、経験を共有できる場や理解者の存在を可視化する。

よくある質問(FAQ)

Q1. スティグマとは何ですか。

A. ある特徴を持つ人に対して周囲が否定的な意味づけを行い、不当な扱いや評価をすることを指します。

Q2. セルフスティグマとは何ですか。

A. 当事者自身が周囲の否定的な見方を内面化し、自分を否定的に捉えてしまう状態を指します。

Q3. スティグマは職場でどのような影響を与えますか。

A. 相談や制度利用をためらわせ、不調の早期発見や適切な支援の機会を失わせる原因になります。

Q4. スティグマを減らすにはどうすればよいですか。

A. 制度を使ってよいものとして発信し、偏見を助長する言動を避け、相談しても不利益がない風土を意識的につくることが有効です。

Q5. スティグマと心理的安全性はどう関係しますか。

A. スティグマが弱まり相談しやすい風土が育つことは、率直に発言できる心理的安全性の高い職場づくりに直結します。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

スティグマは、制度を整えても利用が進まないという課題の背後にある、見えにくい壁です。メンタルヘルス対策や両立支援、相談しやすい組織風土づくりにお悩みの際は、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

https://wonderful-growth.com/contact

関連情報

  • カテゴリ:ダイバーシティ
  • スラッグ:stigma
  • 想定URL:https://wonderful-growth.com/swk/hr_words/stigma
  • 関連用語:アンコンシャスバイアス、心理的安全性、メンタルヘルス、両立支援

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