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働き方改革とは?意味・使い方・実務での活かし方を解説
はじめに
長時間労働の是正や多様な働き方の実現は、現在の日本企業にとって避けて通れない経営課題となっています。この一連の取り組みを表す言葉として広く使われているのが「働き方改革」です。本記事では、その意味や関連する法制度、人事担当者が実務で押さえておきたいポイントを解説します。
働き方改革とは?
働き方改革とは、少子高齢化に伴う労働力人口の減少や、働く人のニーズの多様化を背景に、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保などを目指す一連の政策・企業の取り組みの総称です。2018年に成立した働き方改革関連法により、時間外労働の上限規制、年次有給休暇の年5日取得義務化、同一労働同一賃金(雇用形態にかかわらない不合理な待遇差の禁止)などが順次施行され、企業には就業規則の見直しや労務管理体制の整備が求められました。企業の規模によって適用時期に猶予が設けられた項目もあり、段階的に義務化が進められてきた点も特徴です。もっとも、働き方改革という言葉が指す範囲は法制度への対応にとどまらず、テレワークやフレックスタイム制の導入、業務プロセスの見直しによる生産性向上など、企業が自主的に進める幅広い取り組みを含む形で使われています。
働き方改革がよく使われるシーン
働き方改革は、労働基準法をはじめとする関連法令への対応を検討する労務担当者の実務の場で、対応すべき制度改正の総称として用いられます。人事制度や勤怠管理システムの見直しを検討する社内会議、経営層に向けた労働環境改善の提案資料でも頻繁に使われる言葉です。採用活動においても、柔軟な働き方や休暇制度の整備状況を働き方改革への取り組みとして紹介し、求職者に対する魅力づけの材料とする企業もあります。人的資本経営に関する情報開示の場面でも、働き方改革への取り組み状況を説明する文脈で使われることがあります。労働組合との協議や、従業員満足度調査の結果を踏まえた職場環境の改善策を検討する場面でも、働き方改革という言葉が共通言語として使われることがあります。
働き方改革を理解することの重要性
働き方改革を理解する意義は、個別の法改正への対応を場当たり的に行うのではなく、労働時間管理・処遇の公正性・多様な働き方の実現という一貫した方向性の中に位置づけて捉えられる点にあります。時間外労働の上限規制や同一労働同一賃金など、個々の制度はそれぞれ独立した法的要件を持ちますが、いずれも働き方改革という同じ政策の流れの中で導入されたものです。人事担当者にとっては、この全体像を把握しておくことで、新たな法改正が生じた際にも、自社の労務管理体制の中でどう位置づけて対応すべきかを判断しやすくなります。労働関連法制は今後も見直しが続くことが見込まれるため、法令順守にとどまらず、自社の生産性向上や人材の定着につながる取り組みとして継続的に運用していく姿勢が求められます。
実務で活かすためのチェックポイント
- 時間外労働の上限規制や年次有給休暇の取得義務など、自社の労務管理が法令の要件を満たしているかを定期的に点検する。
- 同一労働同一賃金の観点から、雇用形態間の待遇差に不合理な点がないかを確認する。
- テレワークやフレックスタイム制など、自社に合った柔軟な働き方の制度を検討する。
- 働き方改革に関する取り組みを、採用広報や人的資本の情報開示に活用できる形で整理する。
- 法改正の動向を継続的に確認し、就業規則や労務管理体制を必要に応じて更新する。
よくある質問(FAQ)
Q1. 働き方改革関連法とは何ですか。
A. 2018年に成立した、労働基準法など複数の労働関連法の改正をまとめた法律の通称です。時間外労働の上限規制などが順次施行されています。
Q2. 中小企業にも同じ規制が適用されますか。
A. 多くの規制は中小企業にも適用されますが、猶予期間が設けられた項目もあったため、自社に適用される時期や内容を確認することが必要です。
Q3. テレワークの導入は法律上の義務ですか。
A. テレワーク自体の導入は法的な義務ではありませんが、多様な働き方を実現する取り組みの一つとして、多くの企業が自主的に導入しています。
Q4. 同一労働同一賃金はパート・有期雇用労働者だけが対象ですか。
A. 主にパートタイム・有期雇用労働者や派遣労働者と正社員との間の待遇差が対象となります。
Q5. 働き方改革への対応はどの部署が担当すべきですか。
A. 人事労務部門が中心となりますが、労働時間管理や業務プロセスの見直しには現場の管理職の関与も欠かせません。
自社の人材育成・組織課題に関するご相談
働き方改革への対応を法令順守にとどめず、生産性向上や人材定着につながる取り組みとして設計することが重要です。自社の労務管理体制や働き方の見直しでお悩みの際は、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。
https://wonderful-growth.com/contact
関連情報
- カテゴリ:労務・法令
- スラッグ:work_style_reform
- 想定URL:https://wonderful-growth.com/swk/hr_words/work_style_reform
- 関連用語:同一労働同一賃金、時間外労働の上限規制、テレワーク、フレックスタイム制
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