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能力開発基本調査

Reading ノウリョクカイハツキホンチョウサEnglish Basic Survey on Human Resources Development

能力開発基本調査とは、厚生労働省が国内の企業・事業所・労働者を対象に、能力開発の実態を明らかにする目的で毎年実施している統計調査です。平成13年度から実施され、平成18年度以降は毎年継続して行われています。

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能力開発基本調査とは?調査の目的と人事での活用法を解説

はじめに

自社の研修投資や人材育成の取り組みが、世の中の水準と比べてどの程度なのかを客観的に把握したいと考える人事担当者は少なくありません。そうした際の代表的な参照データが「能力開発基本調査」です。厚生労働省が毎年実施しているこの調査は、企業の人材育成施策を検討するうえで重要な基礎資料となります。本記事では、能力開発基本調査の内容と実務での活かし方を解説します。

能力開発基本調査とは?

能力開発基本調査とは、厚生労働省が国内の企業・事業所・労働者を対象に、能力開発の実態を明らかにする目的で毎年実施している統計調査です。平成13年度(2001年度)から実施され、平成18年度以降は毎年継続して行われています。企業に対する調査と、そこで働く労働者に対する調査の両面から構成されており、正社員と正社員以外とで結果を分けて集計している点が特徴です。

調査項目には、OFF-JT(職場を離れて行う研修)やOJT(職場内での実務を通じた育成)の実施状況、労働者一人当たりの教育訓練費用、自己啓発への支援状況、人材育成に関する課題などが含まれます。調査結果は厚生労働省や労働政策研究・研修機構(JILPT)から公表され、政府統計の総合窓口(e-Stat)でも閲覧できます。人材開発政策の検討材料となるだけでなく、白書や各種報告書の基礎データとしても広く活用されています。

能力開発基本調査がよく使われるシーン

能力開発基本調査は、次のような場面で参照されます。

  • 自社の研修投資の水準を確認する場面:教育訓練費や研修実施率について、業界平均や全国平均と自社の数値を比較する場面。
  • 人材育成計画や研修予算の策定場面:経営層に育成投資の必要性を説明する際、客観的な外部データとして調査結果を引用する場面。
  • 人事施策の企画・提案場面:OJT・OFF-JTの実施状況や自己啓発支援の動向など、世の中の傾向を踏まえて自社施策を検討する場面。
  • 助成金申請や制度設計の検討場面:人材開発支援助成金など、公的支援制度の背景にある政策動向を理解する場面。
  • 社外への情報発信場面:人的資本経営に関する開示や採用広報において、自社の育成投資を客観的な指標と比較して説明する場面。

能力開発基本調査を理解することの重要性

人材育成の議論は、ともすれば自社内の感覚や過去の慣行に基づいて進みがちです。能力開発基本調査を活用することで、自社の研修実施率や教育訓練費が世の中の水準と比べてどの位置にあるかを客観的に把握でき、育成投資の妥当性を根拠を持って説明できるようになります。

また、この調査は毎年継続して実施されているため、経年での変化を追うことができる点も特徴です。正社員以外の労働者に対する育成状況や、自己啓発支援の広がりなど、社会全体の人材育成の潮流をとらえるうえでも有用な情報源となります。人的資本経営への関心が高まるなか、外部の客観データを踏まえて自社の育成方針を語れることは、経営層や社外への説明力を高めるうえでも重要です。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 最新の調査結果を定期的に確認する:厚生労働省やJILPTの公表資料を毎年チェックし、最新の動向を把握する習慣を持ちます。
  2. 自社データとの比較軸を明確にする:教育訓練費、研修実施率などの指標について、自社の数値と全国・業界平均を並べて確認します。
  3. 正社員以外の育成状況にも目を向ける:調査は雇用形態別の集計があるため、非正規雇用者への育成投資状況の把握にも活用します。
  4. 経営層への説明資料に活用する:育成投資の増減を検討する際、客観的な外部データとして調査結果を引用し、説得力を高めます。
  5. 政策動向の理解に役立てる:調査結果は助成金制度など人材開発政策の背景にもなっているため、制度活用の検討材料として参照します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 能力開発基本調査は誰が実施していますか。

A. 厚生労働省が実施している調査です。結果の一部は労働政策研究・研修機構(JILPT)や政府統計の総合窓口(e-Stat)でも公表されています。

Q2. どのくらいの頻度で実施されていますか。

A. 平成13年度から実施され、平成18年度以降は毎年継続して行われています。

Q3. 調査対象は企業だけですか。

A. 企業・事業所に対する調査と、そこで働く労働者に対する調査の両方があり、双方の視点から実態を把握できる構成になっています。

Q4. 自社の研修計画にどう活用できますか。

A. OJT・OFF-JTの実施率や教育訓練費の水準を自社と比較することで、投資規模の妥当性を検討したり、経営層への説明材料としたりできます。

Q5. 調査結果はどこで確認できますか。

A. 厚生労働省の公表資料や、政府統計の総合窓口(e-Stat)、労働政策研究・研修機構(JILPT)のウェブサイトなどで確認できます。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

客観的な統計データを踏まえながら、自社に合った人材育成の仕組みを設計したいとお考えの企業様は少なくありません。研修投資の見直しや育成計画の策定など、貴社の状況に応じてご一緒に検討いたします。

WONDERFUL GROWTHでは、人材育成・組織開発に関するご相談を承っております。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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