⌖ Detail
はじめに
人手不足が続くなか、定型的な事務作業をソフトウェアに任せ、人にしかできない業務へ人材を振り向けようとする企業が増えています。その担い手を指す言葉として使われているのが、デジタルレイバーです。本記事では、デジタルレイバーの意味やよく使われる場面、人材配置の観点から押さえておきたいポイントを解説します。
デジタルレイバーとは?
デジタルレイバーとは、RPAやAIといった技術を活用し、業務を自動化するソフトウェアロボット全般を指す言葉です。日本語では「仮想知的労働者」と訳されることもあり、実体を持たないソフトウェアでありながら、あたかも一人の労働力であるかのように業務を担う存在として位置づけられています。
RPAが「ソフトウェアロボットを用いて定型作業を自動化する取り組みや仕組み」そのものを指すのに対し、デジタルレイバーはその仕組みによって生み出される個々のソフトウェアロボットを指すという違いがあります。データ入力や帳票の突合、定型メールの送信といった、明確なルールに従って繰り返し発生する業務を中心に力を発揮し、人為的なミスの削減や処理速度の向上に貢献します。近年はAIとの組み合わせにより、判断を伴うやや複雑な業務にも対応範囲を広げつつあります。
デジタルレイバーがよく使われるシーン
- 人事・総務部門の定型業務:勤怠データの集計や給与計算のための情報突合など、繰り返し発生する事務作業を担う場面。
- 経理業務の自動化:請求書の処理や経費精算のチェックなど、ルールが明確な業務を任せる場面。
- 人員配置の再設計:定型業務をデジタルレイバーに委ね、従業員を企画や対人対応など付加価値の高い業務へ再配置する場面。
✺ Editor’s Memo
現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。
— SHARE with カイシャの育成論 編集部