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均等待遇

Reading キントウタイグウEnglish Equal Treatment

均等待遇とは、パートタイム・有期雇用労働法第9条に定められた原則で、職務内容や人材配置の変更範囲が正社員と実質的に同一である短時間労働者や有期雇用労働者に対して、差別的な取扱いを禁止するものです。職務内容と配置変更の範囲が正社員と同じと認められる場合、基本給や賞与、各種手当について正社員と同等の待遇を与えることが求められます。

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均等待遇とは?均衡待遇との違いをわかりやすく解説

はじめに

パートタイマーや有期雇用の従業員から、正社員と同じ仕事をしているのに待遇が違うという声が上がることがあります。こうした不合理な待遇差を防ぐための法律上の原則の一つが「均等待遇」です。似た言葉に均衡待遇がありますが、両者は適用される場面が異なります。本記事では、均等待遇の意味と、均衡待遇との違い、実務で押さえておきたい点を解説します。

均等待遇とは?

均等待遇とは、パートタイム・有期雇用労働法第9条に定められた原則で、職務内容や人材配置の変更範囲が正社員と実質的に同一である短時間労働者や有期雇用労働者に対して、差別的な取扱いを禁止するものです。職務内容と配置変更の範囲が正社員と同じと認められる場合、基本給や賞与、各種手当について正社員と同等の待遇を与えることが求められます。

同法第8条に定められた均衡待遇とは、適用条件が異なります。均衡待遇は、職務内容や責任の範囲に違いがあることを前提に、その違いに応じた合理的な待遇差であれば認められる考え方です。これに対して均等待遇は、職務内容や配置変更の範囲が正社員と実質的に同一であることを条件とし、その条件を満たす場合は待遇差そのものを禁止します。適用条件が限定的であるため、実務上は均衡待遇が問題となる場面のほうが多いとされています。

対象となる待遇には、基本給や賞与だけでなく、役職手当や通勤手当、食堂や休憩室といった福利厚生施設の利用、教育訓練の機会も含まれます。均等待遇の対象と判定された場合、これらすべてについて正社員と同等の扱いとすることが求められる点も押さえておく必要があります。

均等待遇がよく使われるシーン

均等待遇という言葉は、非正規雇用の従業員の待遇を見直す場面や、同一労働同一賃金への対応を検討する場面で使われます。人事担当者が自社のパートタイマーや契約社員の職務内容と配置変更の範囲を正社員と比較し、均等待遇の対象に該当するかどうかを確認する作業でよく登場する用語です。

また、労働基準監督署による是正指導や、非正規雇用の従業員からの待遇差に関する相談への対応を検討する場面でも用いられます。就業規則や賃金規程を整備する際、均等待遇と均衡待遇のどちらの考え方に基づいて制度を設計するかを整理する文脈でも使われる概念です。

均等待遇を理解することの重要性

均等待遇を正しく理解しておくことは、非正規雇用の従業員をめぐる法的リスクを防ぐうえで重要です。職務内容や配置変更の範囲が正社員と実質的に同一であるにもかかわらず、待遇に差を設けている場合、法令違反として是正指導や訴訟のリスクにつながる可能性があります。

均等待遇と均衡待遇の違いを混同したまま制度を運用すると、本来は待遇差自体が許されないケースを、合理的な範囲であれば許容されるケースと誤って扱ってしまうおそれもあります。人事担当者が両者の適用条件を正確に把握し、自社の雇用形態ごとの職務内容を整理しておくことは、適法かつ公正な処遇を実現するための土台となります。2026年10月には同法の改正も予定されており、非正規雇用労働者の待遇をめぐる企業の説明責任は今後さらに重みを増していくと見られています。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 職務内容を雇用形態別に洗い出す:正社員とパートタイマー・有期雇用労働者の業務内容や責任の範囲を具体的に比較します。
  2. 配置変更の範囲を確認する:転勤や配置転換の有無や範囲が正社員と同じかどうかを確認します。
  3. 均等待遇の対象かどうかを判定する:職務内容と配置変更の範囲が実質的に同一であれば、待遇差そのものを見直します。
  4. 均衡待遇の合理性を検証する:均等待遇の対象外であっても、待遇差が職務内容等の違いに応じた合理的な範囲かを確認します。
  5. 就業規則・賃金規程に反映する:確認した内容を規程に反映し、従業員への説明資料を整備します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 均等待遇とはどのような原則ですか。

A. 職務内容や配置変更の範囲が正社員と実質的に同一である短時間労働者・有期雇用労働者への差別的な取扱いを禁止する原則です。

Q2. 均衡待遇とは何が違いますか。

A. 均衡待遇は職務内容等の違いに応じた合理的な待遇差を認める考え方であるのに対し、均等待遇は条件を満たす場合に待遇差自体を禁止する点が異なります。

Q3. 均等待遇の対象になるのはどのような場合ですか。

A. 職務内容と、転勤や配置転換など人材配置の変更範囲が、正社員と実質的に同一と認められる場合が対象です。

Q4. 均等待遇に違反するとどうなりますか。

A. 労働基準監督署による是正指導の対象となるほか、従業員から訴訟を提起されるリスクがあります。

Q5. 自社の制度が均等待遇の対象かどうかはどう確認すればよいですか。

A. 雇用形態ごとの職務内容と配置変更の範囲を具体的に洗い出し、正社員との実質的な同一性を確認することが第一歩です。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

非正規雇用の従業員の待遇整備や、同一労働同一賃金への対応に課題を感じている場合、現状の点検から規程の見直しまで、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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関連情報

  • カテゴリ:労務・法令
  • スラッグ:equal_treatment
  • 想定URL:https://wonderful-growth.com/swk/hr_words/equal_treatment
  • 関連用語:均衡待遇、同一労働同一賃金、パートタイム・有期雇用労働法

✺ Editor’s Memo

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