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くるみんマークとは?認定基準と取得のメリットを解説
はじめに
採用サイトや求人票で「くるみん認定企業」という表記を見かけたことはないでしょうか。子育て中の従業員が働きやすい環境を整えていることを示すこのマークは、求職者が企業を選ぶ際の判断材料としても注目されています。制度の意味や認定基準を正しく理解しないまま「取得しておいたほうがよさそうだ」という感覚だけで検討を進めると、必要な準備が後手に回りかねません。本記事では、くるみんマークの意味と認定基準、取得のメリットについて解説します。
くるみんマークとは?
くるみんマークとは、次世代育成支援対策推進法に基づき、仕事と子育ての両立を支援する取り組みを行っている企業を厚生労働省が認定する制度の認定マークです。企業が策定・届出した一般事業主行動計画に定めた目標を達成し、育児休業の取得率や労働環境の整備など、定められた認定基準を満たすことで認定を受けられます。くるみんマークには基準の水準に応じて複数の種類があり、標準的な基準を満たした企業に与えられる「くるみん」、くるみんよりも取得しやすい基準を設けた「トライくるみん」、くるみん認定後にさらに高い水準の取り組みを継続する企業に与えられる最上位の「プラチナくるみん」などが用意されています。プラチナくるみんの認定を受けるには、男性の育児休業取得率30パーセント以上、女性の継続就業率90パーセント以上といった、より厳しい基準を満たす必要があります。
くるみんマークがよく使われるシーン
くるみんマークは、企業が採用活動を行う際に、両立支援に積極的な企業であることをアピールする場面で用いられます。求人票や採用サイト、商品パッケージや広告にマークを表示することで、対外的に取り組みをアピールできる点が特徴です。また、次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の策定・届出を検討する場面や、公共調達における加点評価の対象として自治体からの入札に参加する場面でも取り上げられる制度です。
くるみんマークを理解することの重要性
くるみんマークを理解することは、仕事と子育ての両立支援に取り組む姿勢を社内外に示すうえで重要です。認定を受けるためには、育児休業の取得率向上や働き方の見直しなど、実質的な取り組みを行動計画に基づいて実践する必要があるため、認定そのものよりも、取り組みの過程で職場環境が実際に改善されることに意義があります。少子化が進み採用競争が激しくなる中、両立支援に積極的な企業であることは、求職者からの信頼獲得や人材の定着にもつながる要素として位置づけられています。マークの取得を目的化するのではなく、認定基準を通じて自社の両立支援制度を点検する機会として活用する視点が求められます。また、認定を維持するためには一定期間ごとに実績を確認し、必要に応じて行動計画を更新していく継続的な取り組みが求められます。認定を取得した後も、育児休業の取得率や労働時間の状況を定期的に点検し、実態が基準を下回ることのないよう運用していく姿勢が大切です。取引先や株主から人的資本経営の観点で評価される機会が増える中、外部から客観的に確認できる認定を得ていることは、企業の信頼性を示す材料としても位置づけられています。