⌖ Detail
SQLとは?意味・できることと人事での活用をやさしく解説
はじめに
社内のさまざまな情報がデータベースに蓄えられ、それを活かす動きが広がるなか、「SQL」という言葉を耳にする機会が増えています。SQLはデータベースを扱うための基本的な言語であり、データ活用やDXを進めるうえで欠かせない存在です。本記事では、SQLの定義やできること、人事の現場での活用の可能性を、専門用語をできるだけ避けてわかりやすく解説します。
SQLとは?
SQLとは、データベースを操作するための言語です。「Structured Query Language(構造化問い合わせ言語)」の頭文字をとったもので、「エスキューエル」または「シークェル」と読みます。表形式でデータを管理する「リレーショナルデータベース」に対して、データの取り出しや登録、更新、削除といった操作を指示するために用いられます。
SQLの特徴は、「どのデータが欲しいか」を比較的わかりやすい形で記述できる点にあります。たとえば、「入社年が特定の年である従業員を抽出する」といった条件を指定して、必要な情報だけを取り出せます。膨大なデータのなかから目的の情報を探し出す作業を、手作業ではなく命令によって正確に行える点が強みです。多くのデータベース製品で共通して使われており、データを扱う職種にとって基礎的な技能とされています。プログラミングの専門家でなくても、基本的な操作を身につける人が増えています。
SQLがよく使われるシーン
SQLは、データが蓄積されるあらゆる場面で用いられます。売上や在庫、顧客情報、従業員情報など、業務で扱う多くのデータはデータベースに保存されており、そこから必要な情報を取り出す際にSQLが使われます。データ分析やレポートの作成、システムの開発など、活用の場面は広範にわたります。
人事の領域でも、SQLの活用が広がりつつあります。従業員の情報や勤怠、評価などのデータを扱う際、条件を指定して必要な集計を行うことで、離職の傾向や残業の状況などを把握しやすくなります。近年注目される「データにもとづく人事」を進めるうえで、データを自ら扱える力は有用です。担当者がSQLの基礎を理解していれば、専門部署に依頼せずとも簡単な集計を自ら行え、施策の検討を素早く進められます。
SQLを理解することの重要性
SQLを理解することは、データを経営や業務に活かすうえで重要です。多くの意思決定が勘や経験だけでなくデータにもとづいて行われるようになるなか、データを取り出し、読み解く力の価値が高まっています。SQLはその入り口となる基礎的な技能です。
また、SQLの理解は、部門を越えた連携を円滑にするうえでも役立ちます。情報システムの部署とやり取りする際、データがどのように管理され、どう取り出せるかを大まかに理解していれば、要望を的確に伝えられます。人事の担当者がSQLの考え方を知っておくことは、DXの流れのなかで求められる素養の一つといえます。すべての人が高度な技能を身につける必要はありませんが、基本を理解しておくことが、データ活用の土台になります。
実務で活かすためのチェックポイント
✺ Editor’s Memo
現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。
— SHARE with カイシャの育成論 編集部