⌖ Detail
成人発達理論とは?キーガンの3つの知性と人材育成への活かし方
最終更新: 2026-10-29 / カテゴリ: 人材育成・研修 / 英語表記: Adult Development Theory
はじめに
同じ研修を受けても、成長の仕方には人によって違いがあります。知識やスキルの差だけでなく、物事の捉え方そのものが違うと考える見方が、成人発達理論です。この記事では、成人発達理論の意味、キーガンの段階モデル、人材育成で活かす際の注意点を整理します。
成人発達理論とは?
成人発達理論とは、大人になってからも、物事の捉え方や意味づけの枠組みが段階的に発達していくと考える理論の総称です。子どもだけでなく、大人も発達の途上にあるという考え方に立ちます。人材育成の分野では、ハーバード大学のロバート・キーガンが提唱した段階モデルがよく知られています。
キーガンのモデルでは、大人の知性を、主に三つの段階で説明します。日本語の書籍では、環境順応型知性、自己主導型知性、自己変容型知性と呼ばれています。
環境順応型知性(社会化された知性)は、人間関係や所属する集団から自分の考えが形づくられる段階です。忠実なチームの一員として力を発揮できる一方、所属する集団の価値観を、自分の基準で見直すことは難しいとされます。自己主導型知性は、自分の内側に判断の枠組みを築き、自分で評価や決定ができる段階です。自己変容型知性は、自分の枠組みも多くの見方の一つにすぎないと捉え、謙虚さを保ちながら、より正確に現実を理解しようとする段階です(Minds at Work社の解説、2026-10-29取得)。
広告
成人発達理論がよく使われるシーン
- 管理職への昇進を見据えた研修で、求められる視点の変化を説明する場面
- 部下の行動の背景にある捉え方を、上司が理解しようとする場面
✺ Editor’s Memo
現場での運用は、業界・規模・組織文化によって大きく変わります。記事内のインタビュー事例も併せて参考にしてください。
— SHARE with カイシャの育成論 編集部