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ビジネスケアラー

Reading ビジネスケアラーEnglish Business Carer

ビジネスケアラーとは、仕事をしながら家族などの介護に従事している人を指す言葉で、「ワーキングケアラー」と呼ばれることもあります。経済産業省は、仕事と介護の両立支援に関するガイドラインを公表し、企業がビジネスケアラーを取り巻く課題に対応することの重要性を発信しています。背景には、団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者となる、いわゆる「2025年問題」があり、経済産業省は2030年時点で家族を介護する人の約4割にあたる318万人がビジネスケアラーになると予測しています。介護離職による労働力の損失は、企業にとっても経済全体にとっても大きな課題として捉えられています。

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ビジネスケアラーとは?意味と企業に求められる対応を解説

はじめに

仕事を続けながら家族の介護も担う従業員が増えており、こうした人たちを指す「ビジネスケアラー」という言葉が注目を集めています。本記事では、ビジネスケアラーの意味と企業に求められる対応について解説します。

ビジネスケアラーとは?

ビジネスケアラーとは、仕事をしながら家族などの介護に従事している人を指す言葉で、「ワーキングケアラー」と呼ばれることもあります。経済産業省は、仕事と介護の両立支援に関するガイドラインを公表し、企業がビジネスケアラーを取り巻く課題に対応することの重要性を発信しています。背景には、団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者となる、いわゆる「2025年問題」があり、経済産業省は2030年時点で家族を介護する人の約4割にあたる318万人がビジネスケアラーになると予測しています。介護離職による労働力の損失は、企業にとっても経済全体にとっても大きな課題として捉えられています。

介護は育児休業のように取得時期や期間の見通しが立てやすいものではなく、いつ始まりいつ終わるのかが見えにくいという特徴があります。また要介護者の状態や家族構成によって必要な支援の内容も大きく異なるため、画一的な対応だけでは十分なサポートにならない場合がある点も、この課題を難しくしている要因のひとつです。

ビジネスケアラーがよく使われるシーン

企業が仕事と介護の両立支援制度を設計・見直しする場面や、経営層向けに介護と仕事の両立支援に関する経営課題としての重要性を説明する場面でこの言葉が使われます。人事部門では、介護休業制度の周知や相談窓口の設置、管理職向けの理解促進研修などを検討する際の背景説明としても用いられます。また人材の確保・定着の観点から、介護離職の防止策を検討する経営会議などでも取り上げられることがあります。

ビジネスケアラーを理解することの重要性

ビジネスケアラーという概念を理解する意義は、介護を特別な事情を抱えた一部の社員の問題としてではなく、多くの企業が直面しうる経営課題として捉え直せる点にあります。介護は育児と異なり期間の見通しが立てにくく、必要な支援の内容も個々の状況によって大きく異なるという特徴があります。人事担当者がこうした特徴を理解しておくことは、画一的な制度整備だけでなく、相談しやすい風土づくりや管理職の理解促進など、多面的な対応を検討するうえで役立ちます。

介護は本人が周囲に相談しづらく、一人で抱え込んでしまいやすいテーマでもあります。だからこそ、制度を整えるだけでなく、日頃から相談しやすい職場の雰囲気をつくっておくことが、介護離職の防止において重要な意味を持ちます。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 介護休業・介護休暇制度を周知する:法定の制度を従業員が知らずに利用できていないケースがないか確認します。
  2. 相談窓口を整備する:介護に関する悩みを早期に相談できる窓口を社内に設けます。
  3. 管理職の理解を促進する:部下がビジネスケアラーである場合の対応について、管理職向けの研修を検討します。
  4. 個別の事情に応じた柔軟な働き方を検討する:介護の状況は個人差が大きいため、画一的でない対応を心がけます。
  5. 介護離職の予兆を早期に把握する:勤怠の変化などから、支援が必要な従業員に早めに気づける仕組みを整えます。
  6. 経営課題としての認識を共有する:人事部門だけでなく、経営層とも課題認識を共有し全社的な取り組みとします。

よくある質問(FAQ)

Q1. ビジネスケアラーとはどのような人を指しますか。

A. 仕事をしながら家族などの介護に従事している人を指す言葉で、ワーキングケアラーとも呼ばれます。

Q2. なぜ今、注目されているのですか。

A. 団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を背景に、経済産業省が仕事と介護の両立支援の重要性を発信していることが挙げられます。

Q3. 企業にとってどのような影響がありますか。

A. 介護離職による労働力の損失など、経営に直結する課題として捉えられています。

Q4. ヤングケアラーとは違うのですか。

A. ヤングケアラーは主に子どもや若者が家族の世話を担う状況を指す言葉であり、ビジネスケアラーは就労世代を対象とする点が異なります。

Q5. 企業はどのような対応から始めればよいですか。

A. 既存の介護休業制度の周知や相談窓口の整備など、できるところから着手することが考えられます。

Q6. 介護休業を取得しづらい雰囲気がある場合はどうすればよいですか。

A. 制度の周知だけでなく、管理職の理解を促進し、日頃から相談しやすい職場風土をつくることが有効とされています。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

仕事と介護の両立支援は、従業員の定着と組織の持続的な成長を支える重要な経営課題です。制度整備や風土づくりの進め方についてお悩みの際は、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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