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ファーストパーティデータとは?Cookie規制時代における活用のポイントを解説
はじめに
WebブラウザにおけるサードパーティCookieの利用制限が進み、これまでのように外部データに頼ったターゲティング広告や効果測定が難しくなりつつあります。こうした状況の中で重要性を増しているのが、自社が直接収集するデータの活用です。この自社保有データを指す言葉が「ファーストパーティデータ」です。本記事では、ファーストパーティデータの意味と、活用にあたっての実務上のポイントを解説します。
ファーストパーティデータとは?
ファーストパーティデータとは、企業が自社の顧客や見込み客との直接のやり取りを通じて収集・保有するデータを指す言葉です。具体的には、自社サイトの閲覧履歴や購入履歴、会員登録情報、アンケートの回答、問い合わせ内容、メールマガジンの開封状況などが該当します。これに対して、外部の広告配信事業者などが第三者経由で収集するデータはサードパーティデータと呼ばれ区別されます。近年、主要なWebブラウザでサードパーティCookieの利用が制限される流れが進んでおり、外部データに依存したターゲティング広告の精度が低下しつつあります。この変化を受けて、自社が直接管理でき、精度の高い顧客理解につながるファーストパーティデータの重要性が高まっています。採用領域では、自社の採用サイトへのアクセス履歴やエントリー内容、説明会への参加履歴なども、広い意味でのファーストパーティデータに含まれます。データの精度が高い分、収集・管理には個人情報保護の観点からの配慮も欠かせません。
ファーストパーティデータがよく使われるシーン
Cookie規制の強化を受けて、Webマーケティング全体の戦略を見直す会議で使われる言葉です。CRMやMA(マーケティングオートメーション)ツールを導入し、顧客データを一元管理する取り組みを検討する場面でも登場します。採用領域では、自社の採用サイトや説明会への参加履歴をもとに、候補者ごとに合わせた情報発信を行う仕組みを検討する場面でも用いられる考え方です。個人情報保護の観点から、データの収集・管理体制を見直す社内議論の場面でも使われます。
ファーストパーティデータを理解することの重要性
人事・採用担当者にとってファーストパーティデータを理解しておく意義は、候補者データの扱い方を見直すきっかけになる点にあります。採用サイトへのアクセス履歴やエントリーシートの内容、説明会参加履歴などは、いずれも自社が直接収集する重要なデータです。これらを適切に管理し活用することで、候補者一人ひとりの検討段階に応じた情報提供や、選考体験の改善につなげられます。あわせて、個人情報保護法をはじめとする法令を踏まえた適切なデータの収集・保管・利用のルールを整えておく必要がある点も、あわせて理解しておくべき重要な観点です。データを資産として扱う意識を人事部門としても持つことが求められます。