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インターセックス

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インターセックスとは、内性器・外性器、染色体、ホルモンの状態のいずれか、あるいは複数が、典型的な「男性」「女性」の身体的定義とは異なる状態で生まれてきた人を表す総称です。性的指向(誰を好きになるか)や性自認(自分をどう認識するか)とは異なり、からだの性の状態そのものに関わる概念である点が特徴です。

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インターセックスとは?からだの性の多様性について解説

はじめに

性の多様性というと、性的指向や性自認に関する話題が中心になりがちですが、生まれ持った身体的な性の状態そのものに多様性があることは、意外と知られていません。「インターセックス」は、その身体的な性のあり方を表す言葉です。本記事では、インターセックスの意味と、職場でこの言葉を扱う際に押さえておきたい視点を解説します。

インターセックスとは?

インターセックスとは、内性器・外性器、染色体、ホルモンの状態のいずれか、あるいは複数が、典型的な「男性」「女性」の身体的定義とは異なる状態で生まれてきた人を表す総称です。性的指向(誰を好きになるか)や性自認(自分をどう認識するか)とは異なり、からだの性の状態そのものに関わる概念である点が特徴です。

医学の分野では、こうした状態を「性分化疾患(DSD)」と呼ぶこともあります。DSDはDifferences(またはDisorders)of Sex Developmentの略で、性分化の過程で非典型的な発達が生じた状態を指す医学用語です。ただし、当事者やその家族の多くは「疾患」という響きに抵抗を感じており、呼び方については様々な立場があります。なお、かつて使われていた「両性具有」「半陰陽」といった呼称は、当事者を傷つける表現として、現在は使用されなくなっています。

インターセックスがよく使われるシーン

LGBTQIA+という表記における「I」として、性の多様性に関する研修や社内啓発資料で言及される場面があります。人事担当者が性の多様性に関する基礎知識を整理する際、性的指向・性自認に加えて「からだの性」という切り口があることを説明する文脈でも使われます。また、採用選考や健康診断などの場面で、性別欄の設計や配慮のあり方を検討する際の前提知識としても関わってきます。

インターセックスを理解することの重要性

インターセックスを理解する意義は、性の多様性が性的指向や性自認だけの話ではないと認識できる点にあります。からだの性そのものにも多様な状態があることを知らずにいると、当事者が置かれている状況や配慮すべき点を見落としてしまう可能性があります。

また、この言葉に関する呼称や向き合い方は、当事者やその家族の間でも意見が分かれており、唯一の正解があるわけではありません。人事担当者としては、断定的な理解を急ぐのではなく、当事者の意思を尊重しながら丁寧に向き合う姿勢が求められます。健康診断や各種申請書類における性別欄のあり方など、実務上の配慮を考える際の出発点としても、この言葉の意味を正しく知っておくことには意義があります。性別を「男性」「女性」のいずれかに一律に振り分けることを前提とした制度設計そのものを、一度見直す視点を持つきっかけにもなります。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 性の多様性の全体像を整理する:性的指向・性自認・からだの性は、それぞれ異なる概念であることを理解します。
  2. 呼称への配慮を持つ:当事者によって望む呼び方が異なる可能性を踏まえ、決めつけた表現を避けます。
  3. 書類や制度を点検する:性別欄の必要性や記載方法について、必要以上に詳細を求めていないか見直します。
  4. 研修内容に組み込む:ダイバーシティ研修において、からだの性の多様性にも触れる機会を設けます。
  5. 相談窓口を明確にする:当事者が安心して相談できる窓口や体制を社内に用意します。

よくある質問(FAQ)

Q1. インターセックスとはどのような意味ですか。

A. 内・外性器や染色体、ホルモンの状態が、典型的な男性・女性の身体的定義と異なる状態で生まれてきた人を表す総称です。

Q2. 性自認や性的指向とは違うのですか。

A. はい、異なる概念です。性自認は自分をどう認識するか、性的指向は誰を好きになるかに関わり、インターセックスはからだの性そのものに関わります。

Q3. 「性分化疾患(DSD)」と同じ意味ですか。

A. 医学的にはDSDという用語が使われることもありますが、当事者の中には「疾患」という表現に抵抗を感じる人もおり、立場は一様ではありません。

Q4. 職場でどのような配慮が求められますか。

A. 性別欄の記載方法の見直しや、当事者が安心して相談できる窓口の整備など、個々の状況に応じた配慮が求められます。

Q5. LGBTQIA+とはどのような関係がありますか。

A. LGBTQIA+の「I」はインターセックスを表しており、性の多様性を表す枠組みの一つとして位置づけられています。

Q6. 職場でなぜこの概念を知っておく必要があるのですか。

A. 性別を前提とした書類や制度の中には、意図せず当事者を排除してしまう要素が含まれていることがあり、存在を知ったうえで配慮を検討することが求められるためです。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

性の多様性への理解を深め、誰もが安心して働ける職場をつくることは、多くの企業にとって取り組むべき課題です。ダイバーシティ研修の設計や社内制度の見直しについてお悩みの際は、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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