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センスメイキング理論

Reading センスメイキングリロンEnglish Sensemaking Theory

センスメイキング理論(Sensemaking)とは、組織心理学者カール・ワイクを中心に発展してきた理論で、組織のメンバーや周囲の関係者が、起きている事象の意味について納得し、それを組織内で集約させていくプロセスを捉えるものです。日本語では「意味付け」「納得」などと訳されます。この理論の重要な指摘は、組織における意思決定や行動の源泉は、客観的な「情報」そのものではなく、メンバーがその情報をどう解釈するかという「意味」にあるという点です。出来事の意味は起きた瞬間に自明であるとは限らず、多くの場合、事後的に解釈され構築されていきます。センスメイキングが特に必要とされる場面として、市場の低迷や災害などの危機的な状況、自社の強みや進むべき方向を見失うアイデンティティの喪失、そしてこれまで経験したことのない施策に踏み出す意図的な変化という3つの不透明な状況が挙げられます。組織が置かれた状況の解釈の多義性を減らし、メンバーの足並みを揃えていくプロセスは「組織化」と呼ばれ、リーダーには、状況をストーリーとして語り、メンバーの解釈を集約させる役割が求められます。

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センスメイキング理論とは?意味と組織マネジメントへの活かし方を解説

はじめに

市場環境が急に変化したときや、前例のない事態に直面したとき、経営層が状況を的確に説明できず、現場のメンバーが「何が起きているのか」「自分たちはどう動けばよいのか」を見失ってしまうことがあります。情報自体は共有されていても、その意味が組織内で揃わなければ、混乱や不安は解消されません。センスメイキング理論は、こうした状況で組織が意味をどのように編み上げていくかを説明する考え方です。本記事では、その意味と組織マネジメントへの活かし方を解説します。

センスメイキング理論とは?

センスメイキング理論(Sensemaking)とは、組織心理学者カール・ワイクを中心に発展してきた理論で、組織のメンバーや周囲の関係者が、起きている事象の意味について納得し、それを組織内で集約させていくプロセスを捉えるものです。日本語では「意味付け」「納得」などと訳されます。この理論の重要な指摘は、組織における意思決定や行動の源泉は、客観的な「情報」そのものではなく、メンバーがその情報をどう解釈するかという「意味」にあるという点です。出来事の意味は起きた瞬間に自明であるとは限らず、多くの場合、事後的に解釈され構築されていきます。センスメイキングが特に必要とされる場面として、市場の低迷や災害などの危機的な状況、自社の強みや進むべき方向を見失うアイデンティティの喪失、そしてこれまで経験したことのない施策に踏み出す意図的な変化という3つの不透明な状況が挙げられます。組織が置かれた状況の解釈の多義性を減らし、メンバーの足並みを揃えていくプロセスは「組織化」と呼ばれ、リーダーには、状況をストーリーとして語り、メンバーの解釈を集約させる役割が求められます。

センスメイキング理論がよく使われるシーン

経営環境が急変した際、経営層が社内向けにどのようなメッセージを発信すべきかを検討する場面で参照されます。M&Aや大規模な組織再編など、大きな変革を進める際の社内コミュニケーション設計においても使われる考え方です。VUCAと呼ばれる予測困難な時代のリーダーシップ研修において、リーダーに求められる役割を説明する題材としても取り上げられます。危機対応時の社内向けメッセージングや、方針転換を伝える際のコミュニケーション設計でも参照されます。

センスメイキング理論を理解することの重要性

センスメイキング理論を理解する意義は、組織変革や危機対応において、情報を正確に伝えることと、意味を揃えることが別の課題であると認識できる点にあります。どれほど正確な情報を発信しても、メンバーがそれぞれ異なる解釈をしてしまえば、組織としての一体感のある行動にはつながりません。人事担当者にとっては、チェンジマネジメントや社内コミュニケーション施策を設計する際、単なる情報伝達の手段としてだけでなく、メンバーの納得感を醸成する対話の場をどう設計するかという視点を持てる点が実務上の利点です。変革期においてリーダーが果たすべき役割を具体的に言語化する助けにもなります。トップからの説明を待つだけでなく、現場のマネージャーが自らの言葉で意味づけを補い、部下との対話を重ねていくことも、組織全体の納得感を高めるうえで欠かせません。

実務で活かすためのチェックポイント

  1. 危機的な状況やアイデンティティの喪失、大きな変化の場面では、意味づけの共有が特に重要になることを認識する。
  2. 情報を一方的に伝えるだけでなく、メンバーが解釈をすり合わせるための対話の場を設ける。
  3. リーダー自身が状況をストーリーとして語り、進むべき方向性を示す。
  4. 現場からのフィードバックを取り入れ、解釈のずれを継続的に確認し調整する。
  5. チェンジマネジメントや変革期のコミュニケーション設計に、意味づけを揃える視点を組み込む。

よくある質問(FAQ)

Q1. センスメイキング理論とは何ですか。

A. 組織のメンバーが出来事の意味を解釈し、組織内で納得を集約させていくプロセスを説明する理論です。

Q2. なぜ「情報」より「意味」が重視されるのですか。

A. 同じ情報を受け取っても解釈が異なれば行動もばらつくため、組織的な意思決定の源泉は意味の共有にあるとされています。

Q3. どのような場面で特に必要とされますか。

A. 危機的な状況、組織のアイデンティティの喪失、前例のない変化に踏み出す場面の3つが挙げられます。

Q4. リーダーにはどのような役割が求められますか。

A. 状況をストーリーとして語り、メンバーの解釈の多義性を減らして方向性を揃える役割が求められます。

Q5. 人事施策にどう活かせますか。

A. 組織変革やチェンジマネジメントの場面で、情報伝達だけでなく納得感を醸成する対話の設計に活用できます。

自社の人材育成・組織課題に関するご相談

組織変革期のコミュニケーション設計や、メンバーの納得感を醸成する仕組みづくりは、専門的な知見をもとに検討することでより効果が高まります。変革期の組織マネジメントにお悩みの際は、貴社の状況に合わせてご一緒に検討いたします。ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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  • カテゴリ:マネジメント
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