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トモニンとは?仕事と介護の両立支援マークの意味を解説
はじめに
親の介護が急に必要になったとき、多くの人がまず不安に感じるのは「仕事を続けられるかどうか」ではないでしょうか。介護離職を防ぐには、従業員本人の努力だけでなく、企業側が両立を支える仕組みを整えていることが伝わる必要があります。トモニンは、そうした企業の取り組みを社会に示すためのシンボルマークです。本記事では、トモニンの意味と活用のポイントを解説します。
トモニンとは?
トモニンとは、厚生労働省が推進する、仕事と介護を両立できる職場環境づくりに取り組む企業を対象としたシンボルマークの愛称です。愛称の「トモニン」は、178件の応募作品の中から選ばれた2名の作品に由来し、介護をしている人を職場で支え、ともに仕事と介護の両立を進めていくという意味が込められています(厚生労働省『厚労省人事労務マガジン』第48号(2014年9月3日発行)、同『「トモニン」を活用して、仕事と介護の両立支援の取組をアピールしましょう!』のページ、2026-10-30取得)。このマークは、親や家族の介護のために仕事を辞める介護離職が増えていることを背景に、厚生労働省が作成しました。このマークは、仕事と介護を両立できる職場環境づくりに取り組む企業が、募集要項や名刺、社内報などに載せて、取組のアピールやイメージアップなどに使えます。使うには、「両立支援のひろば」への取組の登録が必要です。登録は無料で、認定などの手続きは不要です。マークの使い方は使用規程に従い、営利目的での使用や、労働関係法令に違反する重大な事実がある企業での使用などは認められていません(厚生労働省『「トモニン」を活用して、仕事と介護の両立支援の取組をアピールしましょう!』のページとリーフレット、同『仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進のためのシンボルマークの活用について』(使用規程)、2026-10-30取得)。
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トモニンがよく使われるシーン
自社の介護と仕事の両立支援策を対外的に発信したい場面で、マーク取得の検討材料として使われます。採用活動において、働きやすさをアピールするための取り組みの一つとして、採用サイトや会社説明会で紹介されることがあります。健康経営や女性活躍推進など、他の認定・登録制度とあわせて、従業員のライフイベント支援策を整理する場面でも取り上げられます。介護に直面した従業員からの相談対応や、社内の介護支援制度の周知資料を作成する際にも関連する言葉として使われます。
トモニンを理解することの重要性
トモニンを理解する意義は、介護と仕事の両立支援が、育児分野に比べて取り組みが遅れがちな企業にとっても、着手しやすい形で始められる点を知ることができる点にあります。介護は育児と異なり、いつ・どの程度の期間必要になるかが見通しにくく、当事者にとっても周囲に相談しづらいテーマです。人事担当者としては、トモニンマークの取得を目指す過程で、自社の介護休業制度や相談窓口の整備状況を棚卸しする機会として活用できます。また、マークを取得すること自体が目的化しないよう、実際に介護に直面した従業員が制度を利用しやすい環境が整っているかを、取得後も継続的に点検することが重要です。介護を担う従業員の年代は管理職世代と重なることが多く、当事者が声を上げにくい場合もあるため、定期的な面談で状況を把握する仕組みをあわせて整えることも有効です。